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今までのこととこれからのことを案じて
一昨日、トルコのチェシュメに着いて、イズミルまでのバスに乗っている間、僕はいろんな考え事をしていました。
旅を始めて1ヶ月が経ち、いよいよ来週帰国します。
昨年の1月、僕は日本を飛び出してフィリピンに向かいました。そこから1年とちょっとの間、海外で生活していました。
この期間、いろんなことがありました。
どちらかと言えばネガティブの多かった1年間だったけれど、なんとか今生きています。
***
憧れの海外就職を叶えるため、僕はフィリピンに向かいました。
ただ、仕事は日本でやっていたことと変わらず、しかもフィリピンの非効率なやり方に阻まれてモヤモヤの募る毎日。加えて、努力しても評価の俎上にすら載らない会社のシステム。
そこにフィリピンでの人間関係や生活環境が重しとなり、僕はその状況に耐えられなくなってしまいました。
今冷静になって振り返れば、もっと辛抱できたのかもしれません。
しかし、頼る身のない中、ただただ耐え続けるという現実に、今すぐに逃げたい、という気持ちが強くなっていました。
結果的にフィリピンでの生活は半年間。苦労して取った就労ビザもコンドミニアムもものの数ヶ月で手放すことになってしまいました。
しんどかった。ただただしんどかった。
今すぐに仕事も場所も変えたい。でも、意気揚々と日本を飛び出した以上、今すぐに日本に帰りたくない。
そんな時に見つけたのが、「ノマドニア」です。
これは海外ノマドワーカーになるための第一歩を踏み出すために、ジョージアという国に集まって1ヶ月間の体験を行うワークショップです。
藁をもすがる思いだった僕はすぐに申し込みを決めました。
そして、6月下旬。フィリピンを飛び出し、その足でジョージアに向かいました。
ノマドニアの1ヶ月間はとても楽しく、それまでのしんどい時間が嘘かのようにポジティブな気持ちになっていました。
ただ、それもあっという間に終わり、いよいよ現実に向き合う時間がやってきます。
元々、ノマドワーカーに憧れがあったわけではないし、フリーランスに対しては漠然とした憧れくらいしかありませんでした。
そんな自分がひょこっとその世界に足を踏み入れたところで、簡単にやりくりできる世の中ではありません。
Webデザインの勉強をしたり、ライティングを試してみたり、あれこれやってきたものの、どこか腑に落ちない感覚がありました。
たぶん僕はすごく焦っていたのでしょう。
すぐに結果を出したいと思っていたけれど、そうは甘くない。
そもそも前職はITのサーバーサイドエンジニア。同じ職種ならまだしも、全く違う仕事だし、営業もしなければならない。
そんな状況ですぐに結果が出るわけないのです。
当たり前の事実は、全然後になってから気づきました。
結果的に、ネガティブになって今後について悩む日々が訪れます。
ジョージアという国や切磋琢磨している仲間がいる環境は素晴らしいものでした。
ただ、そういった要因も帰国が遠のく足枷になってもいました。
努力をしなければいけないのは知っています。でも、努力をするためのエネルギーがない。
怠慢、受け身、傲慢。僕の三大短所です。
これを治さない限り、次に進めない。そう思っていました。
ただ、ずるずると月日は経ち、年が明けてしまいました。
このままじゃダメだ。いろいろと試したもののうまくいきませんでした。だから、これを期に日本に戻って就職活動をすることにしました。
***
旅に行くと決めたのは、現実を見るのを先送りにしたかったから。
日本に帰ったら、どっちにしろやらなければいけません。
そうやって結局自分のしなければならないことを先延ばしにするのが僕の悪い癖です。
もちろん旅は楽しかったから、そこに対してはポジティブな気持ちを持ってはいます。
この1ヶ月間、毎日が慌ただしくて自分のことを振り返る時間はあまりありませんでした。
今、こうして自分のことを考えられているのは、旅という環境に慣れ、余裕ができてきたからなのかもしれません。
これからのことをもっと具体的に計画を立てていかなければ。そんな気持ちを強く持っています。
***
いよいよ来週は帰国です。
帰国してからは、東京の実家に滞在して転職活動を進めていきます。
今は転職活動はほぼ全てオンラインで行う時代なため、国内を転々としようとも思っています。改めて、良い時代になったと思います。
まずは自分を見つめ直し、やることをやっていきたいと思います。
それがポジティブになる方法だとわかっているから。
まだまだ旅は続きます。
旅の様子はこちらにまとめています。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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それでは、また明日お会いしましょう!
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