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入社直後に感じた未熟な語学力【海外就職への道15】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、コロナ禍でフィリピンに行けない日々が続き、日本の自宅からリモートでフィリピンの人たちと働くことになりました。

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ニート期間を乗り越え、やっと働き始めたものの、今度は仕事で使う言葉(英語)と技術知識(Linuxサーバー)がわからない、という大変困った事態になりました。3ヶ月間のニート生活で時間はたくさんありながら、実務レベルに仕上げてこなかったのは完全に自分のミス。とは言え、悔やんだところで解決しないので、必死の勉強が始まります。

配属初日のチームミーティングで、フィリピン人のチームリーダーの元、プロジェクトに関する最新情報などをディスカッションし、最後に新メンバーとして僕の紹介をしました。何か話してと言われたので、自己紹介をしようとしたものの、名前と出身地を言うだけで精一杯。趣味は?今までの仕事の経験は?などいろんな質問をされるも、一言二言しか返せず、上手く伝えられませんでした。これからここでやっていけるのだろうか、とても不安になりました。

チームには自分以外日本人はおらず、他は全員フィリピン人。研修の時に助けてくれた同期の日本人はみんな違うチームに所属したため、なんとか自分の力で乗り越える必要がありました。

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配属先のプロジェクトは、とある日本企業の社内システムで、ちょうど他のベンダーから自社に引き継ぐことになったタイミングでした。日本オフィスで引き受けたプロジェクト管理のアウトソーシング先として、フィリピンオフィスでサーバーを始めとしたインフラ側の運用保守を担うことになりました。

僕がフィリピン人に混ざって作業するのは、クライアントが日本企業であり、また引き継ぎ前の会社も(アウトソーシングしていたものの)基本的には日本語にて業務を行なっていたため、適時翻訳の必要があるから、というものでした。

実際、プロジェクトの資料には日本語のものと英語のものが混ざっており、僕は日本語のものをつなぎ合わせなんとか情報を入手していき、全体像を捉えていきました。同業である前職での経験もあったので、幸い感覚的に理解できることも多くありました。

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会社に入手してから、急ピッチで英語力と技術力を上げる必要が出てきたため、まずは空き時間を利用して英単語の勉強から始めました。高校時代に使っていた大学受験用の単語帳を引っ張り出し、一日一単元ずつくりかえし覚えました。

高校生の頃、僕は英語がまったくついていけず、クラスで最下位を取っていました。つねにサボることを考えていました。そんな頃と比べて、自ら教材を必死で読み込んでいる様子は大きな変化でした。人は大きく変わるんだ、そう思った瞬間でもあります。

この続きはまた明日。では

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