寒い日は動きづらい
今いるジョージアという国は先日雪が降って以降、気温がぐっと下がりました。毎日およそ0度前後。
もしかしたら東京も同じくらいの気温かもしれないけれど、寒い毎日を過ごしていることに変わりがありません。
この国ではどの家もセントラルヒーティングという家中を温めるシステムを導入しており、暖房を使っていないことから、極端に部屋が乾燥することはありません。しかし、一歩外に出るとやはり凍えてしまうくらいの寒さがあります。
日本と同じくくっきり別れた四つの季節がある国なため、冬は乗り越えなければいけないもの、という気持ちがあります。ただ、寒くて体力を使いすぎたり、睡眠が浅くなったり、夏よりも生産性が落ちていると感じることは多々あります。
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僕は昔から寒がりでした。
物心ついたころから太りづらい体型だったため、どれだけ食べても身体に脂肪がつきません。そのため、体温を一定に保つことが普通の人より少し難しいと思っています。
小学生の頃、学校であった水泳の授業では、屋外プールの冷たい水温の中、しばしば体温が下がりすぎて顔が青白くなっていました。最初勢いよく泳ぎ始めても、数分後には先生から見学を強制されることが何度かありました。
スイミングスクールに通っていたため(スクールは温水プールです)、泳ぐことには自信があったものの、あまりその実力を披露できなかった小学生時代でした。
よく冬でも半袖半ズボンの小学生がいますが、自分では絶対ありえないと昔から思っていました。
ずっと東京に住んでおり、中学生以降は地下鉄を使って通学していたため、冬でも比較的温かい環境で通学できていたことは良かったと思っています。
また、両親が共に早起きが習慣なため、朝はいつも早い時間に叩き起こされていたことも、学生時代冬を乗り越えられた理由だと思っています。
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寒いジョージアの冬は、僕にとっては少し過酷な環境だと思っています。
朝はなかなか起きれません。セントラルヒーティングはあるものの、やはり寒く、特に朝は目が覚めても布団から出られずにいます。
昨年の夏にジョージアに来た際は毎日6時半には起きていたけれど、今では8時でもきつい。夏は5時間も寝れば十分だったけれど、冬は8時間でも足りない。
夏と比べて日の出の時間も大幅に遅くなっているため、そもそも自然起床すら大変です。
ふと東南アジアやヨーロッパの地中海にいる友達のSNSを見ると、Tシャツ短パンでバカンスを楽しんでいます。そんな光景に羨ましい気持ちを抱くこともあります。
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冬の乗り越え方は寒がりの僕にとって、今後も大きな課題となるでしょう。
東南アジアや地中海のような冬でも暖かい場所に行くのも選択肢ではありますが、その選択を取ることに違和感を感じる自分もいます。
我慢をすることは良いことではないし、冬でも暖かい場所に行った方が、仕事の生産性は上がるでしょう。
ただ、日本で生まれ育ち、先祖も代々日本で生活していたこの身体を持っている以上、最低限四季を感じられる場所にいることが自分の遺伝子的に良いのではないかと感じてします。
1万年前の人間の遺伝子は、現在と比較しても99.9%は同じだそうです。しかし、移動のしやすさや空調機能によって、生活環境は大きく変わりました。
恒温動物として人間が本来備わっている機能が、楽をすることで低下してしまうおそれがあります。というよりもういろいろと劣化しているのでしょう。
そんなことを考え、たとえ生産性が落ち、寒くて震えても、せめて四季のある環境にはい続けたいと思っています。
我慢はせずとも多少は過酷な場に身を置く。
それによって人間としての機能や感覚を研ぎ澄ませたらいいなと思います。
これからも自分なりの方法で冬を乗り越えていきたいと思います。
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