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「とっておきの情報」と「使いこなせる情報」

きょう、けんすうさんが『情報商材を買う前に読むといい記事』というnoteを書いていて、最近ぼくがうっすら考えていたことが、少し整理されました。

ということで、けんすうさんのnoteを読んで勉強になったこと&最近うっすら考えていたことの整理について、書いていきます。


けんすうさんは、noteのなかで、提供する人を「個人・専門家」、価格を「無料・低価格・中価格・高価格」に分けていました。

それで「初心者が最初に手を付けるべき情報は、"専門家"の書いた"低単価"のものだ」と言っていて、ぼくもそれがいいなと思いました。

「低単価」は「100~3,000円くらい」を指していて、つまり「"専門家"の書いた"低単価"な情報」で一番イメージがしやすいのは「書籍」です。

書籍のなにがいいって、まず1つ目は、このあとの話ともつながってくるんですけど、情報が読み手からの「直接課金」によって成り立っているので、書き手の顔が「読み手」を向いています。

つまり、「読み手のために書かれた情報」だし、出版社という編集機能を通すことによって、相対的に情報に対する信頼度が上がります。

あと直接課金だからこそ、読者に支持される必要がある&マネタイズするためにある程度裾野を広げる必要があるので、「入門向けの内容が体系的に分かりやすくまとめられている」ことが多いです。

ということで、書籍はある分野について知りたいと思ったときのとっかかりとして、最適と言えます。


次に上のnote中で、けんすうさんが書籍の次の段階としてオススメしていたのが「専門家が無料でやっているメディア」です。

3番目の段階が「個人が無料でやっているブログ」を挙げていて、2番目3番目と「無料」でやっている情報源が続くのですが、どうして最初に無料ではなくて有料の情報(≒書籍)をとってから、次に無料の情報へ移ったほうがいいのかというと、無料の情報を見極めるには一定レベル以上の「審美眼」的なものが求められるから。

無料でやっているメディアやブログって、別に善人だから無料で情報を提供しているわけではなくて(なかには一部そういった人もいますが!)、無料で読者に情報を提供して、違うところでマネタイズなり何らかの効果の回収なりをしようと考えています。

たとえば、分かりやすいものであれば、広告をつけたり、あとは企業のメディアだったら採用や問い合わせにつなげたりといったことです。

つまり、無料のメディアやサイトには、「無料で提供しているなんらかの思惑」があったうえでその情報を提供しているわけであって、その思惑を理解した上で情報に触れないと、悪い言い方をすれば「ポジショントーク」的な情報を鵜呑みにしてしまうことになってしまいます。

あと、無料の情報は本当に玉石混交なので、良質な情報を選び取る「眼」を持っていないと、お金をとられることはありませんが、それ以上に大事な「時間と集中力」を無限に吸い取られます。

だから、その無料の情報の背景にある思惑を理解したり、良質な情報を悪質な情報を見極めるための、ある一定以上の「審美眼」は大事です。

ちなみにその審美眼を養うための手段が、最初の「専門家のつくった有料の情報」ということですね。


こんな感じで、「情報に振り回されるんじゃなくて、情報を使いこなすこと」って、めっちゃ大事だなーって思っています。

情報って本当に増え続けていて、一生かかっても受け止められないほどあるので、「取捨選択すること」と「使いこなす」ことがめっちゃ重要です。

特に「使いこなすこと」に関しては、最近「とっておきの情報」と「自分が使いこなせる情報」って別だなーということを思っています。


たとえば、岡田斗司夫さんとか高城剛さんとかってめっちゃ物知りな方がいて、おふたりともメルマガを発行しているんですね。

それで、ぼくはお二人のことをめっちゃ物知りって言っておきながら、ぼくは彼らのメルマガをいまのところは購読していません。

なぜかっていうと、いまのぼくには彼らの発信する情報を「使いこなす」ことができないからです。


このまえ堀江貴文さんが岡田斗司夫さんと高城剛さんの出す情報のことを「アマゾンの奥地にある謎の植物」みたいな表現をしていて、めっちゃ的を射ているなーって思いました。

どういうことかっていうと、岡田斗司夫さんと高城剛さんって、めちゃくちゃ頭が良いうえに持っている情報量が膨大だから、そこから導き出される考察の大半が、多くの人たちにとって先進的過ぎる&たまに本当に変な事も言っているので、ちんぷんかんなんです。

3周くらい回ってめちゃくちゃ的外れなことを言う一方で、ときにはめちゃくちゃ鋭い考察をすることもあります。

アマゾンの奥地にある植物って、最強の薬草と最悪の毒、両方あるかもしれないですけど、どっちか一般の人には見分けがつかないじゃないですか。


そんな感じで、ぼく含めた一般人が、岡田さんや高城さんの情報を飲み込むと、「ガセネタ」とたまに紛れている「めっちゃ先見の明のある発見」の見分けがつかなくて(=毒も一緒に飲み込んじゃって)、死んじゃう危険性があります。

でも堀江さんは、それを見分ける目があるので、「めっちゃ先見の明のある発見」だけを選び取って、使いこなすことができます。


実際、ぼく数年前に一時期だけ高城さんのメルマガを読んでいたことがあるんですが、「なんかスピリチュアル感が強いなー」と思って、購読を止めてしまいました。

堀江さんの「アマゾンの奥地にある謎の植物」って表現を聞いて、「そうか、堀江さんも毒があることを認識しているけど、それを見極められるから高城さんのメルマガを読んでいるのか」と納得しました。

そして堀江さんの場合、仮に8割毒で2割だけが最強の薬草だったとしても、十分にもとが取れる人なんですよね。

堀江さんの魅力のひとつは「時代の最先端を行くこと」なので。


ぼくたち一般人は、堀江さんたちが「時代はこうなるよー」って調理してくれた情報を摂取するくらいで十分に元を取れる位置にあるし、そういった具合に調理されてはじめて、使いこなせるようになります。


この世の中、無限に情報が溢れているから、うまく見極めて使いこなしていきたいですよね。

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