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Twitterのフォロワーが多い=仕事ができる?
「つぶやく時間がねえ..!!」
4月から社会人として働き始めて、思う頻度の多い内容ベスト10には入ります。
Twitterの話です。
別に元々そんなに多く投稿するタイプではなかったのですが、それでもまあ、学生時代は1日に2~3回くらいは、たぶん投稿してました。
それが、正社員になってからは、だいたい1日に1投稿くらいか、もしくは投稿がない日も珍しくなくなりました。
ぼくの場合、noteでの発信は続けているので、またちょっと状況は違うのですが...。
とは言え、SNSでの発信量は確実に減りました。
去年の5月くらいに、Twitterで「いまごろ新社会人は、昼間っからTwitterやりまくってる人たちの異常さを知ることになるだろう」みたいなつぶやきを見かけたのですが、新社会人のぼくは、まさにいま彼らの異常さを感じています。
こんなこと言ったら嫌な思いをする人がいるかもしれないですけど、仕事ができる人ほど仕事が集まってくるんだから、本当に仕事ができる人は仕事がいっぱいで、Twitterやってる暇なんかないですよ!
ただ逆に、それでもTwitterをやってる人っていうのは、「仕事はモリモリあるんだけど、どうしてもつぶやかずにはいられない...!」っていう、良い意味でも悪い意味でもの中毒ですよね、この領域まで来ると。
良い意味っていうのは、どこかで臨界点を超えると、趣味的にやっていたTwitterが、いつのまにか集客ツールになることもあるからです。
ただ、やっぱりそれは「結果」であって、意図的に「Twitterやってフォロワー増やそう!」とか「SNSで情報発信に注力してブランディングだ!」とかって思いながら、できるものではないと思います。
みたいなことを、きょう流れてきた山口さんのツイートを読みながら考えてました。
この一文だけ100いいね→ いいたか:「いいマーケターはTwitterをやってる」みたいな風潮もすごく嫌い。
— 山口義宏 / 𝑰𝒏𝒔𝒊𝒈𝒉𝒕𝒇𝒐𝒓𝒄𝒆 (@blogucci) July 21, 2020
前年比2.3倍の売上を実現したマーケティングチームの舞台裏とは?ホットリンクCMOいいたかさんに聞きました! https://t.co/37pRj5xdcC
弊社内もTwitterで発信してるのは私だけですが、やってない取締役やプロマネのほうが良いマーケターかもしれぬと思うことは多いですよ。事業会社の方もそう。相応のブランドの会社は、そもそも実名&所属企業名記載でTwitter投稿許してないことも多いし、それはそれで一定の合理性はある。
— 山口義宏 / 𝑰𝒏𝒔𝒊𝒈𝒉𝒕𝒇𝒐𝒓𝒄𝒆 (@blogucci) July 21, 2020
社員が10万人いたら、やばい投稿する人の確率は低くても、やばい投稿の絶対数は増え広報が常にトラブルシューティングを繰り返す不毛さ。市場シェアや顧客層が広がるほど、相対的にTwitterがビジネスにもたらすインパクトは減る。向いてる人がいてビジネス貢献したらラッキー程度で良いと思います。
— 山口義宏 / 𝑰𝒏𝒔𝒊𝒈𝒉𝒕𝒇𝒐𝒓𝒄𝒆 (@blogucci) July 21, 2020
マーケターの中で、所属会社つき実名投稿が許されて、たまたま発信を呼吸のようにやるおかしな人wのなかで市場競争があり、その結果、目立つ人が出てくるだけで、それ以上でもそれ以下でもないと思う。SNSで目立つことでわかるのは、「SNSでのPRがうまいこと」に限られている。
— 山口義宏 / 𝑰𝒏𝒔𝒊𝒈𝒉𝒕𝒇𝒐𝒓𝒄𝒆 (@blogucci) July 21, 2020
ぼく、就活のときにとある大企業の説明会へ行ったことがあります。
そこで、「何か質問はありますか?」と聞かれて、「御社はSNSでの個人発信が禁止だという噂を聞いたのですが、本当ですか?」と質問しました。
回答としては「プロフィールに会社名を出して、個人の名を出してSNS発信することは許可されていません」ってものが返ってきて、当時は「なんだか時代遅れだなー」と思っていました。
ただ、いまこれだけSNSの治安が悪くなったなかで思うのは、大企業になればなるほど(≒人が増えれば増えるほど&企業のネームバリューが上がれば上がるほど)、どれだけプロフィールに「※発言は個人の見解です」って注釈をつけていようが、万が一炎上すればその「炎上した人」と「所属する会社」は結びつけられてしまいます。
であれば、ひとつのリスクヘッジとして、社員に個人名と会社名を出した状態でのSNS発信を許容しないのは、それはそれでひとつのやり方なのかもなあと、最近は思っています。
まあ、ぼくがそういう会社に行きたいかと言われれば、それはまた別の話ですが。
あえて極論すると、SNSって「持たざる者の武器」なのです。
別にSNSで集客しなくても、紹介や莫大な広告費をかけて集客できるなら、それはそれで全く問題ありません。
どれも、それぞれひとつの手段でしかないので。
ちょっと前に、サイバーエージェントの代表の藤田さんのインタビュー動画を観たのですが、、、
そのなかで、藤田さんが最近はあまりSNS発信にそこまで注力していないという旨の話をしていました。
インタビュアーの渡辺さんが理由を聞いたら、そのひとつとして「会社がそういうフェーズじゃなくなったから(=SNSで情報発信に注力する時代ではなくなったから)」と答えていました。
会社そのものの知名度が上がってきたら、別に中にいる個人が熱心に発信しなくても、本事業に注力すればするほど会社の名前が広がって、結果的に効率が良いんですよね、たぶん。
社員個人としての知名度よりも、箱の法人が大きくなったら、特に経営者としては、別に自分の名前を売らなくても、会社の名前を売った方が良いのです。
そういう意味で、SNSは「持たざる者の武器」と言えます。
だから、Twitterにいると、ついTwitterだけの世界が全てのように感じてしまいますが、上の山口さんのツイートでもおっしゃられているように、結局「ひとつの手段」でしかないのですよね。
そういった、言い換えると「引いた目線」も持って、SNSとは付き合っていきたいなーと、感じるきょうこの頃。
ぼくには「どうしてもつぶやかずにはいられない」症候群はいまのところ出てないので、きょうもnoteだけ書いて寝ます。
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