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「フォロワー500人」はめっちゃ多い?

フォロワーの数のほうに目を向けてみましょう。
フォロワーが300人以上いる人は、わずか10パーセント程度。
芸能人などが典型的ですが、300人以上のフォロワーがいるユーザーは、リアルな場で面識のない人にフォローされていると考えられています。
(『僕らはSNSでモノを買う』より引用)


『僕らはSNSでモノを買う』という本を読みました。


これからますますその重要性が増してくる「SNSマーケティング」をメインテーマとして扱った本なのですが、たくさん勉強になる内容があったなかで、特に印象的だった内容がありました。

それが「SNSのフォロワーって、みんな意外と少ないんだな」ということ。

本中で引用されていたデータによると、Twitterのフォロワーが300人以上いるアカウントって、全体の10%なんだそうです。

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『僕らはSNSでモノを買う』より引用


基本的にTwitterは、学校や職場、サークルなどの、リアルでのプライベートの人間関係の延長線上として使われています。

逆に言うと、プライベートなつながりではない、趣味や興味関心を起点としたつながりをTwitter上で持っている人って、10%しかいないということです。

これがとても意外だったというか、ぼくの見ている世界って本当に偏った世界なんだなということを改めて認識したというか、ぼくが普段追っているタイムラインだと、フォロワーが10,000人とか100,000人とかが当たり前なんですね。

いわゆる「インフルエンサー」というやつなんですが、逆にぼく自身のアカウントはいま500人ちょっとしかフォロワーがいません。


ああ、おれのアカウントはまだまだちっぽけだなーなんて思いながら、日々Twitterを開いているわけなんですが、全体から見ると、フォロワーが500人以上いるって、まあまあ上位じゃないか!と、なんだか勇気づけられました(?)

300人で(数だけに着目すると)すでに上位10%なので、500人いたら、上位8%くらいには、食い込んでいるかもしれません。

それに、「プライベートグラフ」「ソーシャルグラフ」「インタレストグラフ」みたいな区分けでいくと、ぼくは完全に3番目の「インタレストグラフ」です。

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※先ほどの図を再掲


いまのぼくのTwitterアカウント、2015年の10月から運用していて、前半の2~3年くらいは匿名でやっていたことも影響しているのですが、フォローしてくれている人のうち、たぶん実際にリアルな場で会ったことがある人って、100人もいない気がします。

それが良いことなのか悪いことなのかはよくわからないですけど、世間全体から見たときに、ぼくがいまTwitterでつながっているのって、完全に「インタレストグラフ」に分類される人たちだなと思いました。


ツイッターは一見、興味関心でつながるインタレストグラフのアカウントが多いと思われがちですが、実際にはフォロー30人、フォロワー30人のような、プライベートグラフでつながっているアカウントが圧倒的に多いのが特徴です。
(『僕らはSNSでモノを買う』より引用)


それで、今回この本を読んで思ったのは、だから500人のフォロワーでも自信を持とう!みたいな話ではまったくなくて、途中チラッと書いたんですけど、「ぼくの見ている世界って、めっちゃ偏ってるなあ」ということ。

具体的に言うと、ぼくはTwitterではベンチャー企業やクリエイター界隈の人たちを中心にフォローしているんですけど、例えばぼく、自分のタイムラインを見ていて、緊急事態宣言が発令されるずいぶん前から、もう世の中の人全員が在宅勤務に切り替えていると思ってたんですね。

しかし、蓋を開けてみたら、世の中全体としてはたったの5%しかテレワークが実施されていなくて、めちゃくちゃ驚きました。


ぼくが普段接する、というか自分自身も働いているベンチャー業界だったり、クリエイターさんだったりって(一部カメラや動画などの分野を除いて)、規模的にも業務内容的にも、比較的リモートワークへの移行がしやすいんです。

だから、てっきりそれと同じ感じで世の中(少なくとも東京に住んでる)人全員がテレワークしてると思ってたら、全然そんなことありませんでした。

それが最近感じた「ああ、俺の見ている世界って偏ってるなあ」という象徴的なできごとです。

俗に言う「フィルターバブル」ってやつ。


今回この本を読んで、改めて「いま自分が見ている世界は偏っている」こと、そして意識的に自分が普段接しない世界の情報を取りに行かねばと思いました。

特にいまは、情報摂取のメディアがどうしてもweb中心になって、より一層偏りやすくなっているので、気をつけていかねばと感じている次第です。


ということで、ぼくたちが普段見ている風景は、あくまでも世の中のごく一部に過ぎないということを、常に念頭に置いておくことが大事だなという話でした。

世界はとっても広い!

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