横田剣太郎

御刀御研處 刀剣研師。 岡山県備中高梁市在住。 古武術、DJ、BEATMAKERもやっ…

横田剣太郎

御刀御研處 刀剣研師。 岡山県備中高梁市在住。 古武術、DJ、BEATMAKERもやっています。

最近の記事

古民家再生への道〜引き渡し〜

令和4年5月14日土曜日、ついに新居の引き渡しとなりました。 複数のSNSをやっていて、このnoteの方は家の内部の写真を多く載せていて、その部分だけ有料にさせて頂いてきました。 ご理解ご協力、誠に有難う御座います。 今回がひとまず、古民家再生への道としては最後の記事になりそうですね。 私は幼少期に古い借家で育ったのですが、その家はすでに解体され、駐車場になっています。 通り土間の玄関、格子戸、小さな池のある坪庭、五右衛門風呂。全て跡形もありません。 一方、母方の実家はす

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    • 古民家再生への道〜3月4月まとめ

      3月のまとめを書く余裕もなく、ついに4月末になってしまった。 相変わらず仕事が忙しく、刀剣研磨の業務が滞ってしまい、依頼主様に申し訳ない気持ちが続く。 新居の方は着々と進行し、現時点で9割は仕上がっている。ただ、半導体不足の影響で一部機器の設置が遅れている。 外構について設計事務所や工務店と少々行き違いが発生したりもしたが、結果的には問題なくおさまった。 今回も内部の写真は有料記事とした。 noteもしばらく書いてきたが、引き渡し後はちょっとどうするか考えている。

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      • 古民家再生への道〜2月まとめ〜

        3月も後半になるが、2月から3月かけて撮った写真をまとめてアップする。 依頼している工務店「住まいの伏見」の大工さんによる丁寧な仕事と大角雄三設計室のデザインのおかげで、日本家屋特有の美しさと現代的な住み心地を持つ家になりそうで楽しみだな。 室内の写真もあるので他では出していない物もあり、noteにて有料公開とさせて頂いてます。 コロナによるウッドショック等で予算が不足し、離れ小屋の方には手が出せそうにないので支援頂けると助かります。

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        • 古民家再生への道〜1月まとめ〜

          令和四年、壬寅の年。 棟上からおよそ2ヶ月程で、かなり出来上がってきた。大工さんの仕事、美しい木材、建築士さんのデザイン、幸運な立地。 色々と理想や予定より小さくなったのだが、現実に建ち上がって行く家を見ているとこれで丁度良かったんじゃないかと感じるようになってきた。

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        古民家再生への道〜引き渡し〜

          古民家再生への道〜12〜棟上

          12/6、無事に上棟式が執り行われた。 式とは言うものの、神主も居ない餅投げもしない簡易的な略式のもの。最近では全くしないのも珍しくないようだが、それでもやはり祝い事としてやっておきたかった。 本当は餅投げもやりたかったが、コロナ禍やコスト、平日でもある事を考えると無理にやるべきではないと判断。 梅干し、煮干し、塩、洗い米、日本酒を家の四角と中央に供える。 大工7人とクレーン1人で手際よく組み上げて行く。建物の輪郭、高さや広さが少しずつ現れていく。なかなか感動的だ。

          古民家再生への道〜12〜棟上

          古民家再生への道〜11〜基礎工事完成

          基礎工事を完了して、いよいよ木材搬入、棟上に向けての段取り。 予想より早く事が進んでいて、とりあえず一安心。 上棟式(棟上、建前)で餅まきをしたかったが、平日になってしまったのとコロナもあるので少し簡易的なやり方にした。しかし、最近は上棟式をしない事の方が多いらしいので、もしかしたらすでに珍しい部類に入るのかも知れない。 昔、父が実家を建てた時の上棟式の日に私は「次は俺の番だな」と言った。まだ結婚の予定も無い若造だった。妻と結婚した時、何かのメモに「家、建てたいですね」

          古民家再生への道〜11〜基礎工事完成

          古民家再生への道〜10〜

          大工さんの作業場を見学に行ってきた。 手刻み。職人の技を拝見させて頂きました。 丸太の梁見せも良いなと思っていたのですが、設計士さんの提案で新しく挑戦したい構造があるようで、丸太は使わず。空間を広く見せ、広く使えるようになるようで楽しみ。 現地は基礎工事が進行中。

          古民家再生への道〜10〜

          古民家再生への道〜9〜

          古家の解体も無事終えて、11月3日文化の日に地鎮祭を執り行った。 文化の日は明治天皇の誕生日であり、戦後に日本国憲法が発布された日らしい。 11月は収穫の月でエネルギーに満ちていて、事を新たに始めるにはちょうど良い時期らしい。 当初は古家を出来るだけ再生して住む考えだったが、あまりの老朽化と雨漏りによる傷みが激しく、解体して新築する事になった。 一部の使えそうなパーツは再利用する。今は木材が高価で貴重な世相である。 離れの小屋は残したが、畳や戸の老朽化、外壁の崩落が

          古民家再生への道〜9〜

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          古家解体。

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          古民家再生への道〜8〜

          10月。 本審査でも少々トラブルがあり、担保価値の関係で仮審査時の希望借り入れ額だと融資がおりない可能性があると連絡があった。 ただ、それほど大きな減額ではなかったので、不足分は自己資金でなんとかするという事にした。とは言え、借り入れ数十万円減額と建築費用予算オーバー分数十万円なので、かなり厳しい事に変わりはない。 良いカメラを買って建築されていく家と、それを建てる大工さんや職人さんの手を撮りたかったのだが、諦めてiPhone12で撮る事に。その他の家具家電なども切り詰

          古民家再生への道〜8〜

          古民家再生への道〜7〜

          さて、9月も中頃を過ぎた。 設計事務所から工務店に見積もりを出した後、まさにウッドショックでショック死しそうな程の金額が返ってきた。 詳しくは伏せるが、2〜300万は余裕を持ちたい為低めに予算を伝えていたが、その余裕費用の2.5倍〜3.5倍は高い。 どうしようもないので、設計のコア部分以外は縮小と削除、設備も廉価な物に変更し、工務店にも多大なサービスをお願いしてようやく、多少足が出る程度におさめた。 現在、本審査中である。 通過後につなぎ融資にて、元の所有者さんに土

          古民家再生への道〜7〜

          古民家再生への道〜6〜

          さて、ようやく事が進みそうになってきた。 建築士事務所にて打ち合わせをし、なんとか9月中に諸々の契約まで進めるようにスケジュール調整してもらえるようになった。 やはりコロナ以降のウッドショックにより木材価格が高騰しているらしく、少しだけ建坪を縮小して設備も一部やや廉価な物を選択する事になった。予算との兼ね合いで致し方ない所。 研ぎ部屋の給排水について建築士さんと打ち合わせして、特殊な事例なので中々理解しにくい所だが、本記事のサムネイル写真のような茶室の水屋をイメージした

          古民家再生への道〜6〜

          古民家再生への道〜5〜

          7月も終わりに近付き、世間はオリンピックやコロナの話題でもちきり。 建築士事務所から提示されたスケジュール予定では7月に実施設計図面が完成する、はずだった。 あまり急かすように連絡するのも悪いと考え、全く連絡せずに予定表を信じて待っていたが、どうやら甘かったらしい。 人気も評価も中々ある割に、少人数でやっているためか行き届かないと感じる事が時々ある。 別件の仕事が押してしまい、一ヶ月ほど伸びる、と来た。 さすがに少々不愉快さを感じずにはいられない。住宅ローン減税が1

          古民家再生への道〜5〜

          6月も終わる

          バタバタとしているうちに6月も終わる。 コロナで自宅療養して、その間に先輩が亡くなって、私の嗅覚が無くなって、1ヶ月経って嗅覚が戻ってきた。 思うように行かない事ばかりで不安が渦巻くが、それでもまだまだ、思考も行動も止まりはしない。 家の記事が停滞しているが、現在建築士により実施図面の製作中で8月あたりまでは待機になる。 完成は来年の春以降の予定。建築士と作る注文住宅は時間がかかるとは思っていたが、予想を大幅に超えた。しかしその分、納得いく家が出来ると信じている。

          6月も終わる

          お騒がせしました

          以前書いた記事はある事情により削除した為、購入者と作者にしか読めなくなっています。 結論から言うと、家族3人とも新型コロナ陽性となり自宅療養。濃厚接触者や関連する人物すべて陰性という事で、少し安心しました。 私達家族は、発熱や咳、倦怠感や身体の痛みなどが続きましたが軽症で緩やかに回復。 しかし1週間して私の嗅覚が完全に消えて驚きました。塩辛い、酸っぱい、甘い、苦いなどの味覚は有りましたが、風味が無いため何を食べているかよくわからない奇妙な感覚。 熱などの症状が治まり、

          お騒がせしました

          古民家再生への道〜4〜

          3月初旬。ソメイヨシノが咲く前に、古民家に植えてある山桜なのか暖地桜桃なのか、詳細不明の桜が咲いた。 数年前に古民家再生を夢見て、実績のある建築士事務所に見てもらったのだが、実測調査に至る前に、立派だった蔵は屋根瓦の崩落が町内会で問題視されて解体。さらに我々の経済的な問題や私生活での問題が累積し、頓挫していた。 その後転職し、また生活面での大きな問題が発生したが、多くの友人や恩人の助けのおかげで持ち直した。 今年に入り、状況は好転し始めている。古い知人が不動産会社の社長

          古民家再生への道〜4〜