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古民家再生への道〜6〜

さて、ようやく事が進みそうになってきた。

建築士事務所にて打ち合わせをし、なんとか9月中に諸々の契約まで進めるようにスケジュール調整してもらえるようになった。

やはりコロナ以降のウッドショックにより木材価格が高騰しているらしく、少しだけ建坪を縮小して設備も一部やや廉価な物を選択する事になった。予算との兼ね合いで致し方ない所。

研ぎ部屋の給排水について建築士さんと打ち合わせして、特殊な事例なので中々理解しにくい所だが、本記事のサムネイル写真のような茶室の水屋をイメージした物を設置してもらう話に。元々壁面に砥石用の棚を設計してくれていたので、そこの下段に水栓と排水を設置。

研ぎ舟は独立した物を大工さんに作って貰い、床下に排水出来るようにする。

部屋は2.5畳ほどで玄関土間に続き、家の外に出ずに行き来できる。

利便性を考えて、建て替えとなる主屋に小さな研ぎ部屋を作る事にした。離れの小屋(4.5畳、2畳、2畳)を研ぎ部屋兼応接室にするのも考えたが、利便性と予算を考えると今は難しい。

離れの小屋は外壁の漆喰が一部崩落しているので、そこと部分的な修復にとどめる。

他は少しずつ必要に応じて直すとする。

小屋の使い道としては、DJ機材やレコードなどを置き、プライベートスタジオ代わりにもなり、畳の部屋なので柔術の稽古も出来なくはない。今後の生活の変化に応じて色々と使えそうだ。

ようやく希望が見えて来て、落ち着いて刀剣研磨に集中できる。地艶でヒケが入り難渋していたが、ふと閃いてそれを試したら上手くいった。

やはり精神的に安定しないと、良い仕事は出来ないものだと改めて思った。

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