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ティーチングよりコーチング

 エド・はるみさんのようなキャッチーな題名ではあるが、日本ではあまり育まれない教育方法。

今回、日本中が歓喜したWBC世界1をとったヘッドコーチ白井一幸さんの本をご紹介したい。

冒頭で触れた、日本ではあまり育まれない教育方法とは一体どのようなことなのか、それは


日本には「一生懸命頑張る文化」はあるが、
「自ら考えて行動する文化」がない

ということである。

皆さん、小さい頃を想像してください。

テーブルの上でコップの水をこぼしたとします。
それを母親が怒り、すぐに拭き取ってしまいます。子供は水がどうやって広がり、その水を触ったらどうなるのかそういったことに興味があるが親が干渉することで子供が自分で考えて学ぶきっかけを奪ってしまっているのです。

これをどの立場から考えても同じことを言えます。スポーツの監督、会社の上司にあたる人、親、部活の先輩どのポジションでも当てはまるのです。

例えば、スポーツでミスをしてしまった、仕事で失敗してしまった。
など様々なミスがあります。

そして

結果に対して「怒ったり」
原因に対して「教えたり」
上達のために「やらせたり」

このようなことはその人の成長にならないということである。

ミスした時本人が1番わかっているので、どうしてそのようなことが起きたのか、また次からはどのようにすればいいのかを考えさせることが大事なのである。

 そしてもうひとつ私の心に刺さった言葉を紹介させていただきます。



本当の意味での謙虚さとは本音を言うことである


アメリカ人の監督が日本語で

「日本の人々は謙虚であることが美徳だと思っているようだが、本当の意味での謙虚さとは『本音』を言うことである」
「人それぞれに考え方はあるかもしれないが、チームとして決定したことに全員が同じようにエネルギーを注がないと『和』は生まれない」

と述べていたのです。

 私たち日本人は性質上思ったことを言わないような傾向にあると思います、それは前回のブログ同様に保身に走っているだけで相手に嫌われたくないとかそういった個人的な思いから人に物を言えないような状況下にあると「心理的安全性」が保たれていないのです。

本気で目標に向かっている仲間たちであれば、高め合えるので指摘ができる。

これを踏まえて、私はティーチングよりコーチングを実践していきたい。

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