【挨拶返事は元気よく】なぜ挨拶をしなければいけないの? #1100
おはようございます。
風呂場で足の指をぶつけてけっこう出血していたので、奥様に「ヤバい!」と言って診てもらったら1ミリくらい皮がめくれてただけだった森下こと出血詐欺師です。
森下家では子どもに「あいさつしなさい」とかは言わずに、僕が率先して近所の方や先生方、周りのお子さんとその親御さんに挨拶するようにしてます。親があいさつしないのに子どもにあいさつしろ、は東大生クイズより難しいなぞなぞなのです。というお話。
<あいさつは元気よく>
ほとんどの人は子どもの頃から「あいさつしましょう」「元気よくしましょう」と教えられてきているかと思います。
だからなんの違和感もなく疑うこともなく、当たり前のようにあいさつはするもんだと思っていますけど、じゃあなぜあいさつをしなくてはいけないのか答えることはできますか??
当たり前中の当たり前が故に、あいさつをしなければならない理由はあまり説明はされてきません。そしてあいさつしない人は非常識とされるわけですね。
まぁ結論的にはあいさつはした方が良いことが多いわけなのですが、その理由を知らずに「あいさつをしろ」と言う方も言う方なのです。
なんでした方が良いのかという理由がわからないということは、あいさつを「させられてる」ということです。
「させられている」あいさつでは本来のあいさつの良いところが発揮できないし、なんにも感じない。
なのでまずは「あいさつをした方がいい理由」を探っていったほうがいいのです。
逆に「あいさつをしなかったらどうなるのか」ということを考えるといろいろとヒントが出てきます。
<あいさつしないとどうなるのか>
さて、あいさつをしなかったらどうなるのかを考えてみましょう。
朝起きた時、会った時、別れる時、お礼をいう時、普段はいろんなタイミングであいさつをしているかと思います。
そのタイミングでまったくあいさつがなくなったとしたら…
会話はもちろん減るでしょうし、学校や職場なんかではその人の存在に気づかないかもしれないし、相手の気持ちや考えてることはわからないし、もしかしたらマイナスの印象を与えてしまうことになるかもしれません。
そもそもあいさつというのは「コミュニケーション」の一部です。キッカケといってもいいかもしれません。
あいさつがなければコミュニケーションは生まれづらくなるわけですね。
コミュニケーションの定義はメッセージの「送受信」です。よく会話をキャッチボールという感じで表現したりしますが、まさにそれですね。
キャッチボールは片道通行ではキャッチボールにはなりませんから、受け取る側と投げる側がいてはじめてなりたちますよね。
あいさつをしない、あいさつを適当にするというのは、キャッチボールで言えばボールを投げない、ボールをどっか適当に投げてるのとおんなじ。
バーバル(会話、あいさつ)でもノンバーバル(ジェスチャー、表情、態度)でもメッセージを送るということは自分の気持ちや感情を伝えたり、相手の気持ちや感情を伝えるのには欠かせません。
それがなければ人間関係の構築は難しいし、そうなると組織としてはまとまらず、生産性も低下していくでしょう。
ということはあいさつをすることは人間関係を円滑にして、組織の生産性を向上させるということです。
<ポジティブなコミュニケーション>
感情や思考は伝染していくもの。これは良い方にも悪い方にも言えることです。
ポジティブなあいさつをすれば周りもポジティブな気持ちになるし、ネガティブなあいさつをすれば周りもネガティブになります。
試しにとびきりの笑顔で気持ちよくあいさつをしてみてください。多分された方も笑顔になるかと思います。
組織内でポジティブなあいさつが増えれば、組織の雰囲気が自然とポジティブになります。
ポジティブな雰囲気ではポジティブな会話が生まれるし、励まし合い助け合いが起こりやすくなります。
これを「心理的安全性」と言って、失敗を恐れずにチャレンジできる雰囲気が作られていきます。
そうした雰囲気は積極的なチャレンジを生み出し、チャレンジが増えれば必然的に成長に繋がりパフォーマンスも高まる。
たかがあいさつかもしれませんが、されどあいさつなわけです。
ポジティブなあいさつをするためには、やらされていてはいけません。自分から意味を理解して率先して行うからこそポジティブなあいさつができます。
ということは、親や指導者、先生が「あいさつをしなさい!」と言ってはいけないんです。
率先してあいさつをさせたいのであれば、まずは自分達からあいさつをしていくこと。
世間一般的には(特に体育会系!)は、子どもが大人に、選手がコーチに、後輩が先輩にあいさつをするものという固定観念があるように思います。
中には選手があいさつをするのに、無視するコーチも稀にいたりします…
どちらからあいさつをする、なんてのは決まりはありませんから自分から率先してポジティブなあいさつをどんどんしていきましょう。
すると、先ほども言った通りポジティブが伝染して相手もあいさつをするようになってきます。
まずは大人たち、先輩たちがいい見本になって、いい影響を与えていけば自然とそうすることが良いことで、良い影響を与えることだと実感することができるんです。
あいさつは「させられるもの」ではなく自ら「するもの」ということを忘れてはいけませんね。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(5歳)と娘(1歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。
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