見出し画像

【自己紹介】日本から9500㌔離れた国で生きる

皆さん、初めまして。

現在、イギリス北部のスコットランドで
活動中の忽那 (くつな) 健太 と申します。

僕は今、日本から9500㌔以上離れた国で
楕円球を追いかけています。

実は以前にもnoteを書いていました。
ですが2年前に削除。
(理由は忘れました)

ですが、
もう一度『書きたい』という思いが
湧いてきたので再スタートを切ります。

ラグビーが生まれたイギリス。
そこで過ごす日々の中で感じていることを
ありのままに書き残していこうと思います。

(いつか迷ったり、悩んだりしたとき
見れるように備忘録の意味も込めて…)

今日は第一回目。
簡単に自己紹介をして、心境を書きます。

自己紹介


忽那 健太  
29歳 愛媛県松山市出身
ラグビー選手

5歳の時に父の影響でラグビーを始める。
石見智翠館高校→筑波大学を卒業後、
実業団チームでプレー。
2021年に一身上の都合でチームを退団。
人生に迷い、新たな所属先を探そうと
会社を退社直後にガンを発症。

生死を彷徨う闘病を経験
命の尊さと時間の有限さを感じる。

「もし病気を克服することができたら…」
と考える日々の中で浮かんだ
”現役復帰”と
”ラグビーの母国イギリスで
ラグビーをしてみたい”という
2つの夢が思い浮かび、挑戦を決意。

その後、2度の手術を経て病状は回復。
日本人が未だプレーしたことのない
スコットランドリーグに旗を立て
4月に渡英。現役続行中。

座右の銘『やるか、めっちゃやるか』


忽那健太の人生(7分) 
愛媛 南海放送 2023年4月 放送


「やるか、めっちゃやるか」
忽那健太のスコットランド挑戦 始まる


ラグビー専門サイト 
ラグビーリパブリック 2023年5月4日 掲載



5歳から続けてきた
ラグビー生活は順風満帆でした。

中・高・大とチームのリーダーを
任されるなど重要なポジションも
経験してきました。
日本一を経験したこともあります。

ですが、26歳の時に
自らの失敗からチームを退団することに。

初めての挫折でした。
人生に迷いました。
完全に、自信を失っていた時期です。

これからどうしていこうか考えた挙句
会社を退社することを決意。

しかし、その5ヶ月後
27歳の誕生日10日前に
ガン宣告を受けました。

人生、底にも底があるなと思った。
当時は絶望に打ちひしがれました。

でも、今振り返ればあの経験が
自分を変えるきっかけをくれた。

まだ29年という短い人生
でもその中で最も「生き方」
見つめ直す時間を過ごした闘病生活

ベッドの上で自然と涙が溢れ
いっそのこと”死にたいな”とも思った。

でも…
一度しかない人生 です。

心の中では
「こんなところで終われない」
自分の可能性を信じ、
もう一度立ち上がりたいと思う
自分もいました。

2021年入院生活中
毎日自分の思いを書き殴ったノート
『もう一度本気でラグビーがしたい』
この思いが全ての始まりだった。


入院生活の中で沢山の本も読みました。

その中である言葉と出会いました。

つまづいてしまったのは、
きっと誰かのせいかも知れない。
けど、立ち上がらないのは、
誰のせいでもない。』

この言葉を見たとき、

「よし、病気が治ったらもう一度、
チャレンジしてみよう」
と覚悟が決まりました。

その後、病状は回復。
神様からもう一度
生きるチャンスを貰いました。

そして、昨年4月から乗り込んだイギリス。

両手に30㌔のスーツケースと片道切符を
握りしめて空港に降り立ちました。

スコットランド エディンバラにて


知り合いは一人もいませんでした。
でも、むしろ自分のことを誰も知らない
環境に身を置きたいと思っていました。

家も決めず、仕事も決めず、
所属チームも見つけてないままま
たどり着いたスコットランド。

何もツテはなく、今日泊まる宿から探しました。

渡英初日
ロンドン空港近くの公園で心境を語った動画
(10分間)


あの時の期待と不安が入り混じった感覚、
言葉にできない高揚感は今でも忘れられません。

”この先、のたれ死んでもいい。
とにかく思いっきり生きよう”

そう思いながら
空港を出た瞬間から全てが始まりました。

それから10ヶ月…。
多少の苦労はして
紆余曲折はありながら、
現在では素晴らしい人たちと出会い
心から愛しているラグビークラブで
思いっきりプレーできています。

自慢のチームメイトたち
試合には毎試合、応援の方々が。


まさに、人間万事塞翁が馬

人生は、意思あるところに道ができ、
人生は、気合いがあれば、何でもできる。

僕は今2つのことを感じています。

このイギリス生活は、
自分の中で”人生留学”と位置付けています。

ラグビーの挑戦のテーマは
"やるか、めっちゃやるか" です。

広い世界を見たい。
とにかく苦労して、様々な経験をして、
一度きりの人生を味わい尽くしたい。
そう思いながら1日1日を過ごしています。

(将来は学校の先生、ラグビーの指導者に
なりたいと思っています。
様々な経験を子どもたちに伝えていきたいです。)

でも…
多少なりとも、
この先の人生に不安を感じながら
生きている自分もいます。

一年かけて目指していたプロリーグが
解散してしまうという事実にも
遭遇しています。

1年後の未来も決まっていない自分

そのような中で感じていること
葛藤していることを
このnoteに残していきます。

きっと泥臭い内容になりますが、
よかったらお付き合いください。

以上

最後までご覧いただき有難うございました。

健太


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?