世界のEGOIST(2)

フッ!!!

あれ?俺の家じゃん、ミツルは自分の家の玄関前に倒れていた。

え?あれ?俺まだ体あるじゃん。死ねなかったのか?

自分の手を見て見た…透けてるわ…

うわぁー!やっちまったなこれ。

全く戻れてないわ!!

時刻は夕方17時くらいかな?

何気なくリビングが見渡せる窓を外から除くと、俺の母ちゃんが俺の昔の写真を見て泣いてた。

ミツル……グッ…シク

それをみた俺は泣けないはずなのにクソほど泣いた

もうその場にたってられないくらい泣いた

俺の母ちゃんは世話焼きでみんなに優しくて、もうめちゃくちゃ大好きだった

母ちゃんは正直もう見たくなかった

みたら絶対に後悔するから

案の定後悔した。なんで死んだんだろうって

もっと大切なことあったよなって

でも今の俺は知っている、今の母ちゃんに見えなくても、死後また会える事を。

人間っていうのは、輪廻転生をして繰り返す生き物なんだ

死んでは生き返り死んでは生き返りを繰り返していく

そうやって永遠の魂を繰り返していくんだ

でも毎回転生の度に記憶なくなるから、地上で生活をしていたらそんなこと思わないのが一般的だけどね


さぁ、俺はこれからどうしようかと悩んだ

どうしようかと言っても、どうやったら元の銀河に戻れるか分かんない

きっと自殺が良くなかったのだろう

噂では聞いていたが、基本的に自殺した人達は自殺の瞬間を繰り返すらしい

飛び降りた人はそこから飛び降りを数百、数千、数万回もしくはそれ以上繰り返さなければいけない

なんたる試練だそれは

なんで俺にはそういうことがないのかって?

それは俺が高次元の存在から護られているからだ

俺が元いた星に愛する人がいるっていったろ?

その人からずっと護られてるから俺は自殺したけど、普通に霊体となって歩くこともできるし、自由にできる

と、今は思っている笑


とりあえず散策だなっと思い、泣いていた母ちゃんを見たくなかったので、とりあえず近くの神社に行ってみた

続く

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