見出し画像

ちょっと意外なZ世代の特徴7選

先日、noteで「Z世代の企画屋が思う、リアルなZ世代の特徴」について投稿したところ、たくさんの反響をいただきました。

「もっとZ世代について知りたい!」というお声をいただいたので、今回は新たに「ちょっと意外なZ世代の特徴」についてまとめてみたいと思います。

Twitterでは、このnoteの内容を図解にして投稿しているので、あわせてチェックしてみてください!

特徴①SDGsに関心は高いが、消費行動に移せている人は少ない

SDGsに関心が高いと言われているZ世代ですが、実際に関連する商品を買ったり、環境問題に取り組んだりできているのでしょうか。答えは、NO。

SNSを日常的に使うZ世代は、社会課題についての情報に触れる機会が大きく、興味を持っている割合が高いものの、まだ商品自体は浸透していないのか、まだそんなにお金に余裕がないからなのか、消費行動に移すまでには至っていないようです。

ちなみに、SDGsに取り組んでいる商品は「SDGs配慮商品」と呼ばれており、「FSC認証」や「レインフォレスト・アライアンス」「GOTS認証(オーガニック繊維)」などのマークがパッケージに書かれているため、簡単に見つけることができます。

最近では、「SDGsショッピングガイド」などSDGsに配慮したお買い物を推進するプロジェクトも増えているので、このnoteを読んでいる方はぜひ参加してみてください!

特徴②「Z世代」では簡単に括れない

僕はZ世代の企画屋を名乗っていますが、実は「Z世代」とすべてを一括にするのは、ちょっと違うなと思っています。

なぜなら、Z世代と一口に言っても、それぞれの特徴は十人十色だから。みんなが違う考え方や意見を持っているのは当たり前です。

また、Z世代と呼ばれる現代の若者層は「自分らしさ」を重視するため、みんなと同じ行動を取ることを好まない傾向にあります。そのため、世代で括ってアンケートや調査を行っても、結果はバラバラで参考にしにくいのが現実。

メディアではわかりやすく「Z世代」と括った表現をしがちですが、実際にZ世代に向けた商品作りやマーケティングを考えるときは、一人ひとりの特徴や好みを尊重することが大切だと考えています。

参考記事:

特徴③「すべての人に好かれよう」とする広告が嫌い

前述した通り、Z世代は自分らしさを大切にするため、「すべての人に好かれよう」とする広告を嫌う傾向にあります。

SNSのタイムラインを見ているときや、YouTubeで動画を楽しんでいるときに急に表示されるネット広告はZ世代の僕にとって「ナンパ」のような存在なのです。

逆に、Z世代がもっとも信頼するのは、友だちや家族から聞く「口コミ」です。
僕自身、Z世代への訴求を考えるときは、見るだけで楽しんでもらえるようなプロモーションを作ろうと心がけています。

以前書いたnote「モテない広告の話をしよう」では、ユーザーに好かれる広告と好かれない広告について書いています。さらっと読めるので、あわせて読んでみてください。

特徴④フルリモートだと、やっぱり寂しい

Z世代といえば、「リモートワーク世代」とも言えるくらい、リモートで働くことが日常的になっている世代だと思います。

特に、2020年に大学を卒業した学生は、コロナ真っ只中の新卒入社となり、入社直後からフルリモートで仕事が始まったという人も少なくないと思います。

そんな世代だから、リモートワークにも慣れていると思いきや、やっぱり1人でする在宅仕事が寂しいという人が多いそう。

就職と同時にリモートワークをしなければならず、うまく会社組織に馴染めないという悩みも増えています。

僕が代表を務める僕と私と株式会社では、社内メンバー全員がリモートワークで働いていながらも、孤独にならない働き方を模索し、原宿のレストランとシーシャ屋さんの飲食代を無料にする福利厚生なども取り入れたり、月1で地方にワーケーションをしています。

今後、リモートワークに悩んでいる方の助けになるような発信もしていきたいなと思っています。お楽しみに!

特徴⑤転職前提の就職が当たり前

終身雇用がない時代を生きるZ世代の若者は、最初から転職を視野に入れて、就職活動をはじめるのが当たり前。

1つの会社で長く勤め上げるより、キャリアを自分の意志で選択し、さまざまな業種業態で経験を積んで、先の見えない変化の激しい世の中で生き抜いていこうという意識が高まっているようです。

また、2018年には厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が発表されました。今後はZ世代に限らず、すべての世代が今まで以上に転職や副業を視野に入れていくようになると考えています。

参考記事:

特徴⑥週末移住や他拠点生活…地方へのIターンに積極的

コロナ禍をきっかけに、若者の地方移住が活発化しています。
感染対策を兼ねてフルリモートで働ける企業も増えたため、生活コストの高い都会で暮らすよりも、地方に移住して出費を抑えながらのんびり暮らしたいと考える若者が増えているわけです。

そんな若者を受け入れる体制を整えている地方自治体も多く、移住者を対象とした補助金や住まいの確保などを積極的に行っており、出身地とは別の地方に移り住む「Iターン現象」が急増しています。

地方移住者が増えたことで生活スタイルも多様化しており、平日は都内で暮らしながら、週末は地方で生活する「週末移住」や、複数の地域に拠点を持つ「多拠点生活」など、さまざまなスタイルが確立しつつあるようです。

僕と私と株式会社にも、多拠点生活をするメンバーが在籍しており、Z世代へ地方移住の楽しさを発信しています!

特徴⑦ニュースは、テレビではなくTikTokで見る

2021年に日本テレビ「news zero」が独立したニュース番組として、TikTokに公式アカウントを開設したことが話題になりました。

大手テレビ局の参入を皮切りに、その他のニュース番組も続々とTikTokアカウントを開設。
すでにテレビ離れをしていたZ世代たちは、TikTokを使って自分の興味のあるニュースを観るようになっています。

何十分にもわたってジャンルの違うニュースを連続して放送するテレビのニュース番組とは違い、長くても数十秒のショート動画でさまざまなニュースを観られるのが、TikTokのニュースアカウントの特徴です。

気軽に観られるようになったことで、若者にとっても報道が身近なものとなり、日々拡散力を増しています。

面白いのが、いいね数やコメント欄によって若者のリアルな反応がわかるようになったこと。Z世代がどんな話題に興味があるのかがわかるので、僕自身、企画を作るときの参考にしています。

僕と私と株式会社では、恋活・婚活マッチングアプリ「tapple(タップル)」のTikTokアカウントをプロデュースしました。動画シリーズ『幼馴染と共同生活中【おさ活】』を配信したところ、2022年3月のアカウント開設後、3カ月で10万フォロワーを突破、累計再生回数は約3,500万回超えという結果に。

TikTokは今後もZ世代にとって大きな影響力を持つSNSとして成長していくことが予想できます。

Z世代の特徴を日々研究中!

以前のnoteに引き続き、今回は意外なZ世代の特徴をまとめてみました!

巷ではさまざまなZ世代の特徴があげられていますが、事業を通じて日々Z世代に向き合っている僕だからこそ、皆さんにお伝えできるZ世代の特徴があるかもしれないと思い、このnoteを書きました。

今後もZ世代を研究し、特徴やトレンドをお伝えしたいと思っているので、ぜひチェックしてみてください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
他にもこんな記事を書いているので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです!

僕が経営するZ世代の企画会社・僕と私と株式会社についてはこちら

._.
僕と私と株式会社CEO
今瀧健登 (Kent Imataki)
._.

Twitter
https://twitter.com/k_hanarida

NewsPicksプロピッカー
https:http:////newspicks.com/user/6211713

日経クロストレンド
『今瀧健登のZ世代マーケティング』連載
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00683/
========================

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 いただいたサポートは本を買って読みたいと思います。