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管鮑の交わり

利害を超えて良く理解し合い、相互に助け合う親友のこと。

ここでは、管仲と鮑叔という二人の友情関係が綴られる。そして、管仲は鮑叔の人となりや、ビジネスの進め方を礼賛しているのである。曰く、

「私が、商売の上で成功できず、苦しんでいるとき、鮑叔と商売をしたことがあり、そのとき利益を自分の方に多く与え、彼はすくない分けまえに甘んじてくれた。

それは、鮑叔が私にまだ財力がないことを知っていたからである。また、ある時、私は鮑叔のためになると考え、仕事を計画して失敗し、はなはだ、困窮した。

しかし、彼は、私のことを無能扱いしないで、尊重し、もりたててくれたのである。

彼は、取引というものは、うまく行くこともあれば、失敗することもあるということを知っていたからである」と。

杜甫が、この友情関係を讃えて、「君見ずや管鮑貧時の交わりを・・・」と詠じている。

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