見出し画像

「夫婦のお金」なんて存在しない

あけましておめでとうございます。
けんしろう常務です。

年末から声帯をやってしまい暇暇暇な正月を過ごし、昨日からやっと復帰しました。

さて今回は、一生理解ができない「夫婦のお金」についての話です。

【暗黙の了解】

先日こんな話を聞いた
「夫婦のお金なのに勝手に使われた」と

ちょっとまって、”夫婦のお金”ってなに?

専業主婦だろうが共働きだろうが自分のお金は自分のものじゃないの?
パートナーと共有のお金ってどういうこと?

聞くところによるとそれぞれが稼いだお金の一部を共通の銀行口座にコツコツと貯金をしていた、らしい

”夫婦のお金”は2人が納得できる使い道をすることになっている、らしい
主に家賃、食事、日用品など

それなのに私情でお金を使われた、らしい
不満に思うパートナーはそれにむしゃくしゃ

そもそもパートナーの給料すら把握していない人が身近に何人かいる
逆も然りで、旦那に自分の収入を少なめに伝えているオンナもいるっぽい

本当に信じられない
まさに由々しき事態

良い意味で気遣いができすぎてしまう国民性が故に起こってしまう問題のひとつなんだと思う

「だいたい年収〇〇円くらいって言ってた」なんてのは信用できるはずがない
特にオトコは自分を良く魅せようと話を盛る
カッコよくなるためにウソをつく生き物

源泉徴収票を自分の目で確認するまで信じたらダメ
将来のことを真剣に考えている相手であれば書面で確認するべき

別に道端ですれ違った初対面のオジサンに年収を聞けと言っているわけじゃない
相手は気の知れたパートナー
とっても簡単なはず

「言わずもがな」「言わずと知れた」
話したがらない文化が日本人をそうさせたのかもしれない

The St.Regis Osaka

【神父のペアローン】

とはいっても共働きが主流な現代であればそれぞれが稼いだお金の一部を共通の口座に入れておくパターンは王道ともいえる

しかし通帳の名義をみても夫婦の名前は記されていない
必ずどちらか一方

離婚したときはどうするの?
財産分与はどうなる?
相続するときはどうするの?

思いつくだけでいくつもリスクがある

浅はかな考えを持った夫婦は不動産を購入する際に「ペアローン」を組みがち(これはマジでただの偏見)

2人の関係が最悪の事態を迎えた時のリスクを把握していれば恐ろしくてそんな選択はできない

土地や建物、会社なら共同オーナーは可能
しかし現金に限ってはそんな制度はない
必ずたった一人の所有者が存在する

「夫婦のお金」はあくまもで口約束であり幻想の物語

日本のシステムを理解していたら「夫婦のお金」なんてものが存在するはずないと理解ができる

お金は人間を豹変させる
”夫婦のお金”という幻想を口約束で済ませては絶対にいけない

結婚式ではなんの疑いもなく神父に言われるがまま誓約書にサインをするくせにお金の話になれば曖昧な認識であることが多い

家族だからこそ誓約書をつくったほうがいい
お互いが安心して暮らすためには必要なこと

自分が稼いだお金は自分のものに決まっている
他の誰のものでもない

場所忘れた、橋

【段取り八分】

それでも"夫婦のお金”として残しておく以上は万が一の事態に備えていくつかの取り決めをしておかなければならない

離婚、財産分与、相続など
それぞれのシーンでの取り分

これらは”夫婦のお金”だけの話ではない
すべての出来事に言えること

段取り八分
準備さえできていれば大抵の問題は解決できる

夫婦や恋人同士のいざこざ
家庭のトラブル
友人との衝突
上司と噛み合わない歯車

これらのトラブルは準備さえ怠らなければ対処ができるものばかり

世の中に起こるトラブルのほとんどが準備不足か資金不足に違いない

2024年もたくさん準備をしてたくさんお金を稼いでいこう

本日もありがとうございました。


この記事が参加している募集

多様性を考える

この経験に学べ