【不胎化介入 vs 非不胎化介入の分析🌈】『Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework』:IMF Working Paper No.9🌟2024/1/11
卒業論文にこだわりたい💛
私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました!
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います。
だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います!
収益化をすることはなく、先行研究などのコンテンツを正しく引用し、適切な発信ができるように努めます📝
私の卒論執筆への軌跡を
どうぞ最後までご愛読ください📖
今回の参考文献🔥
今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍
Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
前回のお復習い📝
Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
III. Key Concepts
不胎化された為替介入と不胎化されていない為替介入🌟
Sterilized versus non-sterilized exchange rate interventions
私たちは不胎化介入を市場金利を変化させないような為替介入と定義します
金利を主要な手段として使用する中央銀行(もしくはインフレターゲット政策を掲げる中央銀行など)によるすべての為替介入は、この意味で自動的に不胎化されます📝
たとえば、外国為替を購入する中央銀行は準備金を作成し、政策金利を目標とする公開市場操作を使用して自動的に吸収されます。
実際、金利ベースの政策(interest based policy)をとっている中央銀行が不胎化されない介入の結果(the results of an unsterilized intervention)を模倣したい場合は、同時に主要政策金利の水準を変更する必要があります!
たとえば、外国為替を購入する際には主要な政策金利を引き下げる必要があるということです。
別の定義は、不胎化された介入は準備金(ベース)マネーのレベルを変更しないというものでしょう。
この別の意味によれば、準備金をターゲットにした中央銀行は為替介入を自動的に不胎化することになります!
介入により民間の商業銀行が、中央銀行に保有する自由準備金の水準が変化すると、市場金利も同様に変化するため、これらの定義は非常に近いものになるということです。
この文書の主な焦点は、中央銀行の他の手段として金利と並行して機能する不胎化された介入です。
解説を簡略化するために、この論文の本文では、金利ベースの金融政策を運営する定型化されたインフレターゲット政策を採用する中央銀行と連携しています。
これにより、中央銀行と商業銀行のバランスシートにある自由準備金を抽象化することができます。
なぜならば、中央銀行は常に主要な政策金利ですべての準備金を吸収するからです。
したがって、介入はすべて自動的に行われます!
それにもかかわらず、付録では、自由準備が重要である非金利ベースの金融政策のケースに分析を拡張しています。
この拡張は、マネーをターゲットとする多くの低所得国における政策オプションを分析する上で重要になるのです。
為替レートの確率的な動き
私たちのアプローチの強みは、従来のようなペッグ(管理通貨制度:crawling arrangementsを含む)、さまざまな種類の管理されたフロート、およびインフレターゲット政策を共通のフレームワークでカバーしていることです📝
これにより、通貨ペッグが介入してモデル化されていない場合には不可能な直接比較が容易になります。
これに関連して、介入のモデル化における重要な技術的問題は、為替レートの確率的な動き(stochastic behavior of the exchange rate)です。
標準的な変動為替レートSOEモデルでは、為替レートには確率的傾向(a stochastic trend)があります!
その長期的な軌道は経路に依存しており、定常状態(the steady–state)および平衡成長経路の値(balanced–growth–path value)を事前に決定することはできません!
このようなモデルでは、インフレショックにより為替レートが永続的に下落します。
原因は、為替レートに単位根を与えるカバー無し金利平価(UIP)条件です!
為替レート水準の確率的傾向は、特定の為替レート制度をモデル化する際に望ましくない特徴となる可能性があります。
為替レートの水準が名目上のアンカーであるためには、その行動に確率的傾向があってはなりません。
どのような衝撃があったとしても、長期的な為替レートの推移は事前に把握しておく必要があります。
たとえば、ショックによって為替レートがこの長期軌道から一時的に逸脱する可能性がありますが、最終的には為替レートは目標値に戻ります(注11)
その結果、為替レート制度の一般的な取り扱いを提供するために、私たちの介入設計は、為替レートから確率的傾向 (単位根) を除去できるはずです(注12)
11:この長期的な軌道は、ペグを這う場合のように一定である必要はありません。
12: 為替レート目標を設定したモデル (すなわち、金利反応関数における為替レート条件) は、金利ルールに目標為替レート水準 (単なる変化率ではない) または目標価格レベル(価格目標レジームをモデル化する場合)。
本日の解説は、ここまでとします!
このような歴史や先行研究をしっかり理解した上で、卒業論文執筆に取り組んでいきたいです。
読み終えた先行研究📚
『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003
『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004
Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada (b)
『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』
Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003
私の研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
本日の解説は、以上とします📝
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
こちらのマガジンにて
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
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大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
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