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【リズムの捉え方】音楽性セッション


 先日ダンスの先生とお話をした時に「いろんな角度から裏拍の指導をしているのだけど、どうも裏拍を感じてもらえるのがすんなりいかない」とその日のレッスンの出来事を気にしていました。

 ダンスの先生などは『さまざまな音を感じて身体動かす』などの経験が長く、特に女性は幼少期ダンスをされている方が多いので、「裏拍等のリズムを取れないことが理解できない!?」の様に思ってしまう先生も多いともいます。

 リズムを取ること「手拍子で4拍のリズムを取る」が出来る方はほとんどだと思います。いわゆる「リズムが難しい」とは、「リズムに変化を付けて踊る(シンコペーション・アフタービート・休止や倍速)」のエリアの踊りが難しい訳です。※新学習指導要領に基づく中学校保健体育科における「ダンス」リーフレット参照

 まず、リズムの捉え方ですが、「タンッ、タンッ、タンッ、タンッ!」とリズムを『点』で捉えている人が大部分だと思います。それは間違いではありませんし、実際プロの舞踏家や演奏家でもその様に捉えている方もいますから、リズムを取れればそれで良い訳です。
 モグラたたきゲームの様に頭を出してきたモグラを叩く、といった捉え方から脱却して頂きたいと思います。

 さて、皆さんはトマト(リンゴでもOK)を包丁で「くし切り」に切る場合、どの様にイメージして切っていますか?「くし切りで6等分に切っておいて!」と頼まれたらすぐできますか?「えーっと?」って考えません?
くし切りがわかんない人は一分程度なので、この動画を視てください。

 普通にトマトを切る時、「1回に切って、それぞれもう1回切る」とイメージしていませんか?
 🍅
 ☟
1/2🍅①        2/2🍅②
 ☟
1/4🍅①-1 2/4🍅①-2 3/4🍅②-1 4/4🍅②-2

 イメージして欲しいのは「くし切りで4等分に切る!」です。

 通常は4拍の場合が多いのでそれで説明しますが、時間の塊の単位(今回は🍅)を「くし切りで分割する」のがリズムです。

 トマトが大きいとさらにそれぞれ半分に切って(8等分)にすると思います。
1/8🍅①-1A 2/8🍅①-1B 3/8🍅①-2A 4/8🍅①-2B 5/8🍅②-1A 6/8🍅②-1B 7/8🍅②-2A 8/8🍅②-2B 

 やはり、イメージして欲しいのは「くし切りで8等分に切る!」です。

 これは何かと言うと、まずは8拍ともなるし、4等分の半分にした右半分(○-○B)がいわゆるリズムの裏拍「4拍子の裏拍(弱拍)」になります。

 リズムの考え方の一つとして、「一つの時間の塊を定量分割する」こととして捉えます。タンッ、タンッ、とりリズム音は包丁入れどころなのです。

 リズムやメロディーに限らず、音が無くてもリズムとは🍅のピースの様に存在します。聞こえないから「無い」のではありません。
 まずは、一つの時間の塊を 4等分・8等分・16等分・32等分 に切り分けてみましょう。練習方法の一つとしてこの動画を視て参考にして下さい。

 特に、身体で多様なリズムを取って表現する場合、ある程度の質量のある身体のパーツを空間移動させる為、「予備動作(プレパレーション)」がどうしても必要となります。これについては詳しくは別の機会にしますね。

 音楽性(ミュージカリティー)セッションでは、単にオーケストラや決まった曲を『こう踊りなさい』などとパターンだけを学ぶのではなく、作曲家・演奏家の意図を汲み取れるよう、様々な角度から音楽性を理解して自身の踊りに繋げられるようなセッションを実施しています。 

【引用動画①】【料理の基本】トマトのくし切り!切り方を解説
チャンネル:ぱるとよ
https://youtu.be/YyRqFOmzejM


【引用動画②】【プロ推奨】やれば必ず効果があるテンポがずれにくくなるリズムトレーニング公開!リズム感を鍛えよう! ボイトレ 練習法
チャンネル:いくちゃんねる
https://youtu.be/uOC_I-XXVEQ

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