友達の出産祝いに、手作り積み木を作ってみたら、なかなかの上出来だった話。
20、積み木作り
友達のTさん、6月に出産予定です。
いろいろ近況を話し、最後に出産祝いは何がいい?と聞いたら、手作りの木のおもちゃがいいとのこと。私が最近、木工DIYばかりやってることを察してのリクエスト!よーし、わかった!となり、積み木を作ってあげることにしました。
ベランダの塀、ルーバー、パーゴラ、納戸などなど、いろいろやってきましたので、端材はやまもり、材料費はタダで済みそうです。工具も揃っていますし、最近ついに”ベルトディスクサンダー”も手に入れましたので仕上げ工程もバッチリ、あとはやるだけ、腕がなります。
<構想>
例によって綿密な構想はなし、寸法も決めずまずはやってみて現場合わせで修正していくのがワタシ流。頭の中のイメージを形にして手を動かしながら考えていきます。最近流行りの”デザイン思考”という感じでしょうか(笑)
<三角積み木>
昨夜の段階では意図していなかったのですが、ベランダルーバーの製作時に出た15mm厚の杉胴縁の端材を木工用接着剤で貼り合わせ、200mm×300mm×45mmも寄せ木木片を作ってありました。youtubeでバンドソーを駆使したデザイン性高いデーブル天板を作りたくて、その練習用に使うつもりで作っておきました。一部は目的の用途に使いましたが、大半は”積み木つくり”に用途変更することとします。Flexibleなワタシ。
バンドソーの送り定規を30°に合わせ、おでんのこんにゃく様の直角三角形2つ、さらに45°に変更し、直角二等辺三角形を2つ、切り出しました。寄せ木なので遊んでいるうちに剥がれちゃったりするかもな、とか思いつつ、まずは端材で練習、練習と自分に言い聞かせ、Tさんへの言い訳もテヘペロで済ますことを決めました。
が、三角積み木は切断面が斜めに入るため、思いがけず寄せ木の模様が味わいを醸し出し、いい感じに仕上がりました。
<角柱積み木>
つぎは、角柱。サイコロを2つ並べた感じですね。寄せ木材が残っていますので使います。さらに無垢材でやったらどうなるかなと思い、杉板の端材を納戸から引っ張り出してきて、材違いでのトライもしてみました。で、その結果は、、、作りやすさはどっちもおんなじ、てか同じ課題が待っていました。。。直角がでない、まっすぐ切れない。ま、あとでサンダーで整えますので良しとします。これが木工のいいところ、ワタシの性分にあっています(笑)
<仕上げ>
そしてついにこのときが来ました!ベルトディスクサンダーの登場です。youtubeの動画でその威力を何度も見てきました。我が家にはSK11藤原産業さん製のが一昨日届いております!ベルト側に#60、ディスク側に#240を取り付けました、ワクワク。まずはベルトで荒削りをします。シュー、シュシュシュー。むむむ、早い!これはいいぞ!これまでの手作業時代の労力は何だったのか、、、恐るべしベルトディスクサンダー!しかしそれにもましてすごい挽き粉の量、集塵機をつけているのですが、そんなのお構いなくじゃんじゃん降り積もります。(ちなみに集塵機を止めて作業したらもっと悲惨な状況に、、、。集塵機の名誉のために付け加えておきます。)
さらに、慣れないせいもあってか、、、それぞれの面が平行四辺形に?!積み木は一回り小さなサイズで仕上げることとなりました、、、。こんなことがいろいろ起こるので、”デザイン思考”で進めるのがワタシはおすすめです。
次に#240を取り付けたディスクサンダー部分で滑らか仕上げをします。ディスクのサイズはΦ150、半径75mmですのでこの立方体の長辺が最適サイズ、これ以上長くなると左右で逆方向に研磨されてしまいますので難しい作業になります。(このあと、75mm以上の材もトライしてみました。結果、おすすめはしませんが、微かに当てる感じで使えば十分使えました。強めに押し付けるのは危険ですから、念の為)
#240でもよく削れます。てか面仕上げだけでなく1−2mmなら寸法の調整ができます。”デザイン思考”向きです。
<その他>
上記以外に、直方体(ようはサイコロ型)やカマボコ板の小さいやつ、などなど作りました。
<ケース>
最後に積み木を並べて入れる木製のケースを作ります。子供の使うおもちゃですから釘のような尖ったものは使いたくありませんので、薄板を端材から作り、角に枡のような継ぎ手を作って仕上げようと思います。作業途中まで進めたのですが、、、薄板の研磨で指の腹も同時に削ってしまいました、イテテテ。と、ここで日もくれてきたので、騒音の大きい電動工具を使った作業は終了。室内へ。
<焼印とオイル仕上げ>
せっかくの手作りなので、ひと工夫。
1.焼印を入れます。オリジナルの刻印はもう少し作業に慣れて手際よく量産できるようになってからと思っています。今回はこちらもyoutube動画でみた”犬の足跡”風の焼印を釘4本をつかって作ります。
適当な端材に大きな釘1、小さな釘3を、犬の足跡様に並べて打ち込みます。木片を持ち、キャンプ用のバーナーで釘の頭を熱し、赤熱したら積み木の表面に押し付けます。。。可愛くできました。
2.オイル塗り
オイルを塗って表面を仕上げます。特別なオイルは持っていないので、今回はお料理用のオリーブオイルを塗ります。これなら赤ちゃんが口にしても安心です。で、塗ったのですが、、、個人的には白木仕上げのままが好みですね。オイル塗ることにはいろいろとメリットがありますからいいのですが、手作り感を主張するには白木がいいかもしれません。
<完成写真>
積んでみた。
並べてみた
20210516 残った材料で丸い積み木も作ってみました。丸い加工、ベルトサンダーだけでもいけますね。でも木工旋盤が欲しくなって来た(笑)
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