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【新卒必見】上司が教えてくれない社内で自分の好きな仕事を獲得する方法

これを読んでいただいている方は、専門学校や大学、大学院など卒業して民間企業で新しいキャリアをスタートして、目の前の業務に没頭されているかも知れない。今回、そんな入社して間もない新入社員がどのように自分の好きな仕事を社内で見つけ、獲得するかを説明したいと思う。仮に、あなたが入社して何年も立つ方でも、部署異動や職種変更のお願いをする上で希望通りに実現することはない場合もあると思うので、そのような課題が生じた場合の参考になればと思う。

まず、とてもシンプルな質問をみなさんに聞きたい。株式会社とは、何をするところなのか?「え、会社で仕事をするのなんて当たり前だよ」と思うかも知れないが、この問題に対して、実は1つの答えしか存在しないにも関わらず、本質的な部分を知らずに日々仕事をされている方が多い。

株式会社とは、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して株主から委任を受けた経営者が事業を行い、利益を株主に配当する、「法人格」を有する会社形態の1つであり、社会貢献と営利を目的とする社団法人である。株式会社の説明をすると、上記のような肩苦しい模範解答を聞くかも知れない。個人的な見解ではあるが、株式会社とは、非常にシンプルである。

株式会社とは、「社会貢献」と「利益」を目的とした組織である。この二つの目的を達成するために会社は存在し、逆にそれ以外の目的は、ある意味会社存続の本質からズレた認識だったかも知れない。

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つまり、経営者や従業員は、現在所属している株式会社が目指す「社会貢献」と「利益」を追求するために、日々仕事をしている。(正確には、株主のためにでもある)ということは、新卒やキャリアも、この2つに関わる活動をコミットできるのであれば、基本的に上司や経営者も否定することはない。

例えば、あなたが営業部署からマーケティング部署に移動したい新入社員だったとする。あなたは、大学卒業して4月に会社に入社し、数週間、数ヶ月、人事や直属の上司などと一緒に営業研修やOJTを通じて、現場に配属される。この時点で、既に個人または法人営業をすることに興味ややりがいを感じることができれば、そのまま継続して営業力を高めれば問題ない。なぜなら、営業という職種は、株式会社の売り上げに直結するため、非常に重要な仕事の一つであるからだ。しかし、ある時期から営業という目の前のお客様だけでなく、会社そのものの価値やブランドを高め、幅広いお客様に対して営業活動をせずとも自然と会社がターゲットにするお客様の契約を取ることを目指すマーケティングに興味が出る時があるかも知れない。では、この時に新卒で入社されたあなたは何をしなければならないのか。

ちなみにだが、営業とマーケティングに優劣やどちらが難しい、簡単など存在しない。ただ、それぞれ別のスキルセットを求められているだけである。少数精鋭だからマーケティングが魅力的だと考えている方がもしいるのであれば、それは大きな誤解なので、自分の得意と好きと会社の求める仕事の積集合を意識して、自己分析をすることをお勧めする。

社内ルールとは、法律ではない

まず入社当時に連絡を密に取っていたであろう人事担当者に4月時点で直ぐに自分がなぜマーケティングをやりたいのかを自分自身のキャリア設計も踏まえて相談することが鉄則である。多くの大学生は、不思議なことに会社のルールが全てだと思い込み、会社に選ばれた職種が変えられないと錯覚してしまう。もちろん、入社時の契約条件などでどうしても職種や部署変更が難しい場合もあるが、基本的に会社とは、「社会貢献」と「利益」を最大化してくれるのであれば、積極的にあなた自身のキャリアを支援してくれる。それよりも、あなたの希望と会社が提供した業務の不一致が生じたことで、あなたが一年未満で辞めることの方が、会社としては、採用&研修コストなども観点からも痛手である。

もし仮に人事担当者に相談したが、営業部署からマーケティング部署への移動を真摯に受け止めてもらえない場合、ここで諦めてはいけない。なぜなら、ここには、大きく2つの可能性が存在するからだ。一つ目は、会社の方針上絶対に他部署への移動を認めていないなど一個人でどうしても解決できない場合だ。この場合は、申し訳ないが基本的に会社のルールに従い、全力で営業成績をあげて、社内公募などを活用して部署移動をすることをお勧めする。

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2つ目は、あなたを担当している人事が実はあなたの希望やお願いをちゃんと聞いていない場合だ。これは悲しいが、人は社員同士であっても他人のお願いに対して自己犠牲を払ってまで手助けするわけではない。しかし、2つ目が原因の場合、あなたの部署移動や職種変更できる可能性は非常に大きい。これは、会社全体のルールが原因であなたの希望が通らないのではなく、たまたまあなたが相談した人が悪かっただけだ。

社内の従業員も他人である

一番効果的な方法は、あなたと直接利害関係が少なく、年次が5年以上超えている年配人事への相談が次に選択肢としてあがる。これは、上司は敵になり得る可能性があるが、上司の上司は味方になるという事だ。または、あなた自身が仮に1人でもマーケティング部署に知り合いやそこで仕事をしている友人などがいれば、直接交渉をするのが手だ。当たり前だが、転職活動などをする上でも基本的に仲介業者を通じて転職をする人よりも直接応募をしてくれる人の方が魅力的に感じるように、社内転職においても、自分が興味のある部署が既に把握済みであるなら、直接その先輩にアポを取ることが重要だ。

もちろんだが、やる気だけでは新卒であっても、周りからキャリアを支援してもらう訳ではない。新卒が仮に社内異動を希望する場合、事前にその部署で求められているスキルや課題を情報収集し、一つでも良いからその部署へ貢献できる情報を提供し続けることが最短時間であなたの希望する仕事へ近づけると考えられる。

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最後に

新卒で入社をし、日本で仕事をスタートを切る場合、総合職で自分の仕事が明確に決定されていないことで、不安を抱えている人は多いと思う。しかし、総合職でも専門職でも基本的には、株式会社が目指す「社会貢献」と「利益」を追求できる戦略や工夫さえ提供すれば、1%以上の社内異動や職種変更への希望が自らの手で掴むことができる。ここで述べられたことは、全ての企業で通じる手法ではないかも知れないが、現場の社内環境は、誰かによって作られたものである以上、どこかに突破口が常に存在するので、この記事を読み、諦めず自分の好きな仕事や挑戦したいことを社内で見つけられる人が増えれば幸いだ。


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