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過去を見返すと見えてくるものがある。練習日誌をつけてみよう

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データというものは蓄積すればするほど、真実が見えてきます。
ビジネスでも「ビックデータ」というものが利用されている時代です。
個人のデータも貯めておけば自分の成長に役立ちます。

残しておくデータの種類もいろいろありますが、一番は「練習日誌」という形で残しておくと反省会も兼ねられるのでオススメです。

今回は「練習日誌」について書いてみます。

■練習日誌で何を残しておくべきか

最重要なのは「何をやったか?」です。
練習内容を書いておくのはもちろん、練習の時のモチベーションはどうだったかも記録しておくと後から役立ちます。
練習を休んだ時は「休み」として記録しておきます。

もう少し残す記録について考えてみましょう。

まず残すのは「健康状態」。

「快調!」「疲れたー」「まずまず」「風邪ひいた」「寝不足」など一言でもいいので練習内容と一緒に記録します。
この時に練習にした時のモチベーションの状態も書いておくといいでしょう。

次に「カラダの数値」

僕は「体重」「体脂肪率」「筋肉量」を毎日つけています。
これでカラダの変化を読み取っていきます。

前日の晩飯がカレーの時は全ての数値がアップしていたがそれが無くなった。
→筋肉量が増えていたので代謝がよくなった可能性がある。食事量も気をつけているからかもしれない。

そして、カラダの数値を記録する時に重要なのは「計測する時間帯はいつも同じにする」ということ。
食事や運動にかなり左右されるのでいつも同じにすることが大事です。
僕は起床時に同じ服装で計測しています。

カラダの数値を計測するなら「体組成計」は必須です。
僕はこれを使っています。


続いて「食べたもの(食事)」

栄養が偏っているとパフォーマンスは確実に落ちます。
シリアスランナーになればなるほどその傾向はあると思います。

先にあげた例のように「〇〇を食べたらカラダの数値がこうなる」ということを把握しておきたい方はぜひ記録しましょう。
僕も毎日食事と間食した時の内容を記録しています。

ただ、細かく記録しすぎると続かないので、「メニュー」だけ記録するのがオススメです。

ちなみに、ダイエットにもこれは有効な方法と言われています。
「レコーディングダイエット」ってやつですね。
栄養補助食品を使ってダイエットを指導したことがありますが、これができない方は失敗することが多いです。

■何を使って練習日誌を残すか

これは人によって好みが分かれると思います。
僕は3つに記録を残しています。

一つ目はこのブログです。
このnoteには肉離れのリハビリの経過を記録しました。

細かいところまで記録として残したので、再発した時はもちろん予防にも役立ちます。

2つ目は手帳です。

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写真は肉離れした後の体重等の変化を手帳に記入したものです。
体重管理をすることで絶好調だった時と不調の時の様子がわかります。

これを書いているときは不調なのですが、好調の時と比べ体重・体脂肪が多いです。
ただし筋肉量はほぼ同じ。
そこで食事を工夫する必要がある、と言ったことが見えてきます。
さらに他のページには自分の行動を時系列で書いています。

3つ目はSNSです。

僕はインスタグラムを主に使っています。
写真で残すのは「映え」のためではありません。
どんな環境で練習したかを残しておくのが主な理由です。

そしてネット上に残しておくと検索がしやすいのがメリット。
どんな状況で練習してレースにのぞんだか、すぐわかります。

「公開練習日誌」という状況になるので、人によっては抵抗があるかもしれませんが、僕の場合は「いいね」が練習のモチベーションになっています。

■練習日誌で見えてくるもの

結論から言ってしまうと「自分」です。
第三者の目で「自分」を見つめる感じになります。

選手として試合に出る場合(僕の場合はランナーとしてレースに出る場合)、過去にどれだけ練習してきたかを振り返ることで自信をつけるという面もあります。

でも本当の狙いは、試合(レース)結果と練習内容を振り返り、その練習が効果があったのか、体調やカラダの数値はどうだったのか、ということを分析することです。

これをすることによって自分のカラダがベストの状態に持っていくにはそうすればいいのかということが見えてきます。

僕の例をあげてみます。

僕が初めてサブスリーをやった時、レース前3ヶ月でビルドアップ走を中心に900km前後走り、1km4分15秒ペースで30km走を余裕をもってできていました。
そして前日朝、「体重73kg体脂肪率15%」でした。

その後、2回フルマラソンを走っていますが、ケガや仕事の関係もあり同じ量の練習をこなせず、しかも体重&体脂肪共にオーバーでレースに出ているんです。
共に記録は3時間一桁台。
「詰めが甘い」というレースをしています。

こんな風にレースに向かってのカラダの作り方が自分でわかるようになってきます。
こうやって練習日誌につけたデータを見返すことによって強くなっていくのです。





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