見出し画像

足首痛の悩みをなくす「4つ」のトレーニング

画像1

陸上選手は、特に長距離選手は足首の痛みに悩むことは一度はあるはずです。
僕も左の足首に慢性的な違和感があり、悩んでいました。

そしてだんだん左足の感覚は悪くなっていき、左足をかばう走り方になっていったのでしょう。
左足太もも裏にあるハムストリングの肉離れをやってしまいました。

で、リハビリをやり始めて12日目から下半身のトレーニングと共に、左足を悪くした「左足首痛の解消」も一緒に取り組むことにした訳です。

これをやったら1セットやっただけでカラダのバランスはかなり改善できました。
足首に違和感はでませんし、肉離れしたところにも違和感はありません。
まだ長い距離を走るのは怖いので100mのジョグだけしかできませんでしたが、これも問題なし。

これは、やり続けたら根本からカラダの状態は良くなるはずです。

今回は僕が足首痛を起こした原因と考えるものを説明し、足首痛解消のために始めた4つのトレーニングを紹介します。

■足首痛の原因

足首の原因はハッキリしています。

オーバープロネーションです。

オーバープロネーションとは?
カカト周りの関節が過剰に動きすぎている状態です。※足部の過剰回内足のアーチ構造を崩し、同時にスネの正しい角度や向きをいびつに変化させてしまいます。土台である足の骨格の崩れは、膝や腰をはじめ体全体にも悪影響を及ぼし、スポーツにおけるパフォーマンスの維持を妨げ、怪我や疲れを誘発します。
引用:スパーフィートホームページより

このオーバープロネーションをなおすためにまずやったこと。
それは普段ジョグの時に使うシューズであるasics evoride(アシックス エボライド)に以前から持っているスーパーフィートというインソールを入れることからでした。

インソールを入れて矯正していくのは悪くはありませんが、道具に頼ってカラダのバランスをとっているだけのなので根本的な解決にはなりません。

根本的な解決をするにはオーバープロネーション解消のために片足で正しく着地し、着地した際に片足でカラダをしっかり支えることができるようにすることが重要と考えた訳です。

そこで以下の4つのトレーニングを始めた訳ですが、開始初日から効果が実感できています。
オーバープロネーションからくる足首痛に悩む方にはぜひやってみてもらいたいですね。

■トレーニング その1「片足でカカトの上げ下げ」

画像2

今回紹介する4つのトレーニングはカラダのバランスを取るのが重要です。
できれば写真のようにカラダのバランスが崩れないよう何かに捕まってやるといいと思います。

まずは「カーフレイズ」と呼ばれるカカトの上げ下げ運動です。
これを片足づつやります。

しっかり体重を片足に乗せて、グラつかないように気をつけながら行います。

これを片足10回づつ、もしくは片足20〜30秒間やります。
慣れてきたら数セットやってください。
更に壁に両手をついて前傾姿勢を保ちながらやってもいいと思います。

■トレーニング その2 「片足立ちで足を前後に振る」

画像3

画像4

次に片足で立ちもう片方の足を前後に大きく振る運動です。

これは片方の足はカラダのバランスをとるトレーニングをしながら、もう片方の足は股関節周りの動的ストレッチをします。

今回はオーバープロネーションをなおしていくことを重視しているので、意識するのは支えている足の方です。
動かす方の足は、カラダのバランスを取るのが難しければ小さい動きにしても構いません。
とにかくグラつかないようにやり続けます。
最初は小さな動きにとどめ、徐々に大きな動きをしてもバランスをしっかり取れるようにしていくのがいいでしょう。

回数はこれを片足10回づつ、もしくは片足20〜30秒間やります。
慣れてきたら数セットやってください。

■トレーニング その3 「片足立ちで足を左右に振る」

画像5

これは「トレーニング その2 片足立ちで足を前後に振る」の足を左右に振るバージョンです。

このトレーニングも今回はオーバープロネーションをなおしていくことを重視しているので、意識するのは支えている足の方です。
動かす方の足は、カラダのバランスを取るのが難しければ小さい動きにしてください。
とにかくグラつかないようにやり続けます。

これを片足10回づつ、もしくは片足20〜30秒間やります。
慣れてきたら数セットやってください。
更に壁に両手をついて前傾姿勢を保ちながらやってもいいと思います。

■トレーニング その4 「飛行機バランス」

画像6

トレーニング1~3がしっかりできていれば、片足に体重をしっかりのせてもバランスが取れる状態にある程度なっているはずです。
そこで最後の仕上げに「片足バランス」をやります。

まずは普通に片足で10秒間立ちます。
これでグラつくようなら、まだカラダのバランスを取るための足ができていません。
もうワンセット「トレーニング1~3」をやって、まずは普通の片足立ちができるようにしましょう。

10秒間片足立ちができた方は続けて写真のような飛行機のように両手を広げ、カラダを前に倒して片足バランスをします。
写真の僕は左太もも裏ハムストシング肉離れのリハビリ中なのでカラダを倒しきれていませんが、本来なら地面に対して地面と並行になるまで上半身を倒して足も上げます。

この状態を10秒キープしてください。
これがしっかりできていればカラダのバランスが取れている状態になっています。

このトレーニングも慣れてきたら数セットやってみてください。

■最後に

慢性的な痛みはカラダのバランスが崩れるところから発生します。
カラダのバランスの崩れから少しづつ少しづつカラダに負担がかかるようになり、そして肉離れとか関節痛というものを引き起こすのです。

まさに僕がそうです。
足首に慢性的な違和感時に痛みが出る状態が続いてしまったため、左足全体に負担がかかる走りになってしまい、肉離れまで起こしているのです。

今回紹介したトレーニングはある程度即効性はあります。
しかし、長年蓄積された悪い癖はいきなりは治りません。
通常、治すためには悪くなった時と同じ時間だけかかります。
そのため、トレーニングをしても最初のうちはすぐに元に戻ってしまいます。

しかし、少しづつ少しづつ改善していけば必ず改善されます。
地道に続けていくことが大切です。

焦らずにやりましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。