堀江貴文さん、西野亮廣さんの「バカとは付き合うな」を読んでみた

まず本書をパラパラめくってみる。小タイトル下にいるキャラクターに目がいく。このキャラクターが何とも言えない味を出している。
なぜか?小タイトルにあった皮肉交じりの一言が添えられているからだ。
バカをバカにする一言がたまらない。

堀江さんと西野さんのバカの定義の中で特に共感できたことをピックアップしてみる。
※ ㋭:ホリエモン、㋥:西野さんの発言

㋭「学歴エリートの得意科目は従うことと我慢です。」
この言葉は最高にしくりくる言葉。私は大学すら出ていないが大学を出ている人よりもやっていると自負している。そして私は従うことがとても苦手だ。というか従ってもいいと思える発言をしている人が周りにいない。また学歴エリートは頭が良すぎるからなのか行動が遅い。しかし動けるようになったら太刀打ちできるかどうかは疑問・・・。

㋥「一番得をするのはレールをつくった人。ルールをつくった人」
分かっているようでわかっていない言葉。一つ例を出すなら会社で一番儲かるのは誰?ルールをつくった株主。レールをつくった代表取締役。ということではないだろうか。
1→100にする人より0→1にする人が得をする。

㋭「バカは他人に強要する」
他人に自分の少ない経験や知識を相手に強要することがバカである書いている。バカでない人はアドバイスはするが強要はしない。強要すればするほどバカなのだろう。また知識を得てからしか行動できない人もバカだ。上記で書いた学歴エリートも同じだろう。まず知識得てからしか行動できない。このことがどれだけ無意味かは、すでにみんな経験している。
高校や専門学校・大学ではないだろうか。ここで学んだ知識の60%は使っていないと思う。私はそうだった。
だからこそ行動して必要となる知識をその都度得るほうがはるかに効率的だ。

㋥「天才とは環境によって天才にならざるをえなかった人たち」
この言葉こそ人間は環境に慣れる生き物であるからこそ環境次第で天才にだってバカにだってなれるという言葉そのものだ。
頭のいい人は吊橋をたたいて渡る。だから想像を超える環境には身を投じれないし、天才には一生なれない。もちろん、吊橋をたたいて渡る人を否定しているつもりはない。そのほうが安全だし確実。しかし時代の流れの中、想像を超えるような出来事が毎年のように起こっている。この状況を乗り越えられる能力は吊橋をたたいて渡るタイプの人種ではないと思う。

㋭「常識やマナーは自分の時間も他人の時間も消耗するだけで何も生産していない」
私の経験で思い出すのが、忙しいところ申し訳ございません。っていうビジネスマン。あなたが【奪っている私の時間】を自分で【無意味な時間】で申し訳ございません。と言っているようなものに聞こえてしまう。私はあなたの時間を奪う覚悟がありません。許してください。と言っているのか。

本書を読んで聞くと素敵な言葉ばかり書かれている。
「組織人と個人を自由に横断できる時代」
ピンとこない人もいるのではないかと思うが私なりに解釈すると、会社があって個人がいる時代と個人の延長線上に会社があるようなイメージで言葉通り時と場合によって使い分けなければならない。だからこそ仕事とプライベートを単純に分けられない世の中になってきているのではないだろうか。

そして『今』ということに対しての定義も変わったことにも触れている。
「過去~現在~未来」よく見る流れ。しかし「過去でも未来でもない時間」を『今』という考え方も出てきている。。
この理解の変化はとても難しく、確かに過去があるから今があり今を一所懸命生きるからこそ未来になる。しかし過去にとらわれてもいけないし。将来こうなりたいという思いで未来にも縛られてはいけない。
私個人的には両方の考え方のバランスが大切になってくるのではないだろうかと感じる。

この二人の様々な発言を読んでみて感じることは、どんな言葉にも反対の(違う)捉え方があること。
例えば本書に出てきた「死ぬこと以外かすり傷」(箕輪さん)の著書。たしかに死ぬこと以外かすり傷なんたけど、死ぬことだけはかすり傷ではない。
「行動と思考だけが自分自身だ」この言葉を最後に持ってくるあたりが流石だと思う。私の気になった言葉の中に「過去〜現在〜未来、過去でも未来でもない時間」があり、まさに行動は過去と現在。思考は現在と未来を表しているのかなと厳密に言えば行動は過去〜現在〜未来だし、思考も過去〜現在〜未来ではあるんだろうけど、

そして私も西野さんみたいにみんなの前で宣言しちゃうタイプのバカでした。ただ西野さんと違うことは自分で言ったことだから絶対にできると思っているくらいのバカだったと言うこと。
そして言ったことは絶対にやる。

『今は勉強させて頂いていますが、とりあえず俺は堀江さんや西野さんと対等な立場でビジネスがしたい。・・・いや・・・少し待ってて下さい。一緒にビジネスできるところまでいきますから!!ww』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?