経営者に必要なものとは?

私が経営者になって数年が経ちより思うことは、「経営者に必要なものは絶対的に運」である。
どれだけ技術があっても運がなきゃ経営は軌道に乗らない。
どれだけ人脈があっても経営は成り立たない。
例えばめちゃくちゃ腕がいい職人がいたとして、その人は経営者として成功するのか・・・。
めちゃくちゃ人脈がある人は経営者として成功するのか・・・。
たぶんしないだろう。経営をしている中で軌道に乗るタイミングが絶対にある。それが「運」なのだ。

ただ運さえあればなんでも成功するという簡単な話ではない。もちろん運が良いに超したことはないが運が良い人には、いくつかの共通点がある。共通点というか運を引き寄せるための行動をしているから運がいい。

ただ運がいいだけで経営者や社長になれるわけではないので勘違いしてほしくない。最低限の実力や最低限の知識があったうえで何が必要かという話。
・・・失礼しました。経営者や社長には誰だってなれるが継続するには運が必要という話だった。

私が思う運が良い人が行っている行動
その①:アンテナを張っている。
運や情報は誰の周りでも同じように存在していて、その事実に気づいているかどうかだ。気づける行動をとっているのであれば単純につかめばいいだけ。

その②:現状から逃げない。状況や環境を受け入れられている。
世の中や身近に起こっていることを否定してはいけない。否定すればするほど自分や自分の周りの誰かが負担を負うことになる。負担を負うのであれば自分で負うことをおススメする。他人に負担をかけたところでかけられた本人はかけた人が思う動きはしない。思うような動きができないのであればその周りが更に負担を負い悪循環が発生する。
良い意味で流れに身を任せられるかられないか。

その③:行動している。
運を持っている人は常に新しい人と繋がる動きをしているし、常に新しい情報を得ようとする動きをしている。
「その①」と少し近いかもしれないが、この行動ができていると分母が増えるので運をつかめる回数が増える。その②も分母を増やす行動。ちなみにその①は分子を掴む行動と考えて頂けるとわかりやすいと思う。

「運」とは自然に来るものではなく自分の行動が形になるタイミングを「運」と呼んでいるのだと思う。
「運」は勝手に来るものではなく、自分で引き寄せるか自分から歩み寄るしかないと思う。
そして「運」とは再現性がないものだと思う。

同じような考えとして「才能」や「センス」という言葉がある。もちろんスポーツなどの才能やセンスは生まれ持った体格や幼少期の育った環境に左右されることが多いがビジネスなど私たちが社会に出て必要な能力は後天的に身につけることが可能だ。
そのことを頭ではわかっていても努力を押したくなかったり、相手の努力を認めたくないだけで「才能」や「センス」という言葉を使ってしまう。
「運」「才能」や「センス」という言葉は行動しないやつの逃げの言葉に過ぎない。

更に会社を大きくしようと考えたときに必要になることがある。これは発信力だ。いくら技術があっても受け手がいなければ実力にはならない。
このことも勘違いしている人が多いし、私自身もつい最近まで勘違いしていた。技術や知識があれば後から発信力がついてくると思っていた。技術や知識があれば発信力が加速することはあっても増える理由にはならないのだ。

「経営者の実力」=「技術」×「知識」×「発信力」

実力とは技術や知識を誤解している人が多いと感じる。
発信力についても気が向いたらまとめようと思う。

最後に経営者の方ならわかっていると思うが
『会社で一番仕事をするのは経営者であり、一番楽をするポジションではない。』
そして一番楽しむのも経営者であるべきだと思う。経営者ですら楽しめない会社を従業員が楽しめるはずがないと考えている。

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