世界No.1のSDGs
今朝(2/13)の日本経済新聞から「トヨタ、独自の食品ブランド パンなど販売」。トヨタ自動車が独自の食品ブランド「HAPPY AGRI」を立ち上げたことが報じられています。
同社はこれまでも農業の競争力強化に貢献するとして、自動車製造で得た効率化やカイゼンのノウハウやその運用を支援するソフトを農家に提供しています。
なぜトヨタが農業なのか。
ネットで古い記事を遡ってみると、2014年頃から農家の作業効率の改善などに取組む活動を行なっていることを報じる記事を見つけることができます。
また、トヨタ自動車本体だけではなく、子会社各社でも農業関連の様々な取組みが行なわれています。
2014年の記事を読むと、農業関連の取組みは「社会貢献としての意味合いが濃い」とされていますが、それらが着実に事業として育ちつつあることが最近の報道では明らかです。
「いい町・いい社会」というビジョンを掲げる同社において、コアである『トヨタ生産方式』や『カイゼン』のノウハウをビジョンの実現に役立てたいという思いがスタートであったかも知れませんが、自動車の製造以外に使ってみることで、それらが更に洗練されるという“検証”の効果(意義)もあったのではないかと想像します。
そして、折角の素晴らしい取組みを持続可能なものにする“燃料”は利益です。資金がある間だけやる社会貢献に持続性はありません。
世界一のモノ作り技術を生かした究極のSDGsに今後も注目していきたいと思います。
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