見出し画像

家で里山を再現するのが里庭5「管理費0円の庭の魅力」


人も植物も野鳥も昆虫・・・

自宅(住宅地)につくった里庭第1号です(一部分です)

無農薬で果樹の実を毎年当たり前のように収穫するためには母となる木の健康であること。そのためにはポイントを掴んだ剪定、育てている方向、対象とする果樹に適した肥料などですが、里庭果樹にはもう一つ需要なことがあります。受粉作業です。植物は花が咲き、受粉して始めて実がつきます。果樹園さんなどはこの受粉作業にミツバチなどを活用していますが、個人宅でミツバチのリースというわけにいきません。そこで大活躍してくれるのが野鳥や昆虫たちです。里庭は生き物たちによって支えられている庭です。昆虫たちの多くが異国の綺麗な園芸種花よりも自生する国内野生植物の花などが大好きです。里庭作りの第一歩は野鳥や昆虫たちが暮らす王国をづくりが大切です。我が家だけの野生の王国にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

几帳面なメジロのお陰で沢山収穫できます。
メジロにもお裾分けしたいのですが・・・・
アオゲラはトビイロケアリやカミキリ虫の幼虫が大好物なので助かります。彼らのおかげで木々は元気です。キツツキ類は樹木の健康を守る外科医です


お陰でイチジクも健康にすくすく育ってます
ブルーベリーを収穫できるのは花アブやハナムグリの活躍のお陰です
ハナムグリは人気者。あっちこっち大忙しです
ハナムグリのお仕事の成果です
こちらも
メジロは山椒の種蒔きもしてくれます
収穫にはまだ早い様です
ミソハギも人気者です(スジグロシロチョウ)


オミナエシは超人気ものです(ツマグロヒョウモンのオス)
ツマグロヒョウモンのメスです
ヒメアカタテハです
アカタテハです
モンシロチョウです
アゲハです
キマダラセセリです
ハラビロカマキリの幼虫です
クサレダマ(左)とチダケサシ(右)です
ベニシジミです
ヒメアカタテハを捕らえたハラビロカマキリの幼虫です
ツユムシです
サトクダマキモドキは葉っぱにそっくりですね
キハダは大型アゲハチョウに大人気。ミカンの葉っぱを守りたいときはキハダを近くに植えておくとミカンはほぼ無傷です。
落ち葉の下で春を待つゴマダラチョウの幼虫です
ホトトギスです
里山から年々姿を見られなくなってきているジャコウアゲハ(蛹)
キジバトはハコベの実が大好きです
シジュウカラは1年間約125,000匹の昆虫類を餌としています
コジュケイは家族の一員です
ほんの少しの草地でも野鳥たちにとっては大切な環境です(ムクドリです)
小鳥がきはじめるとハヤブサの仲間のチョウゲンボウもやってきます
動植物が安定た環境の証として大型の猛禽類(写真はケアシノスリ)がやって来ます
キタキチョウやミノムシが好むハギ。秋にはウラナミシジミの溜まり場になります
オミナエシと争う昆虫たちに人気があるミソハギです
ミツバチ達です
おりたたまれたカラムシの葉っぱの中にははアカタテハの幼虫がいます
クビキリギリスの幼虫です
クリの花はウラナミアカジミたちがやってきます
ウマノスズクサに産卵にやってきたジャコウアゲハです
ナガサキアゲハはレモンの葉っぱに産卵するケースが多い様です
産卵を終えてヒガンバナドリンクを飲むナガサキアゲハです(別個体です)

一つの里庭ができることで様々な野生があることに気付かされます。それぞれの地域や場所で動植物の種は変わりますが、そこが楽しいことかも知れません。オミナエシもミソハギも一切植えたものではありません。庭に出てきた沢山の植物の中から探し出して育てたものです。ホトトギスもチダケサシも、サンショウたちも。雑草なんか・・・雑草という植物はありません。仕事のように植物を除草する前に気になったものを一つでも残してみてください。チダケサシもオミナエシもいきなり花を付けませんので、見守ることをライフワークするのもカッコいいなあと思います。ご自分の感性で素敵な里庭にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?