家で里山を再現するのが里庭5「管理費0円の庭の魅力」
人も植物も野鳥も昆虫・・・
無農薬で果樹の実を毎年当たり前のように収穫するためには母となる木の健康であること。そのためにはポイントを掴んだ剪定、育てている方向、対象とする果樹に適した肥料などですが、里庭果樹にはもう一つ需要なことがあります。受粉作業です。植物は花が咲き、受粉して始めて実がつきます。果樹園さんなどはこの受粉作業にミツバチなどを活用していますが、個人宅でミツバチのリースというわけにいきません。そこで大活躍してくれるのが野鳥や昆虫たちです。里庭は生き物たちによって支えられている庭です。昆虫たちの多くが異国の綺麗な園芸種花よりも自生する国内野生植物の花などが大好きです。里庭作りの第一歩は野鳥や昆虫たちが暮らす王国をづくりが大切です。我が家だけの野生の王国にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
一つの里庭ができることで様々な野生があることに気付かされます。それぞれの地域や場所で動植物の種は変わりますが、そこが楽しいことかも知れません。オミナエシもミソハギも一切植えたものではありません。庭に出てきた沢山の植物の中から探し出して育てたものです。ホトトギスもチダケサシも、サンショウたちも。雑草なんか・・・雑草という植物はありません。仕事のように植物を除草する前に気になったものを一つでも残してみてください。チダケサシもオミナエシもいきなり花を付けませんので、見守ることをライフワークするのもカッコいいなあと思います。ご自分の感性で素敵な里庭にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
つづく
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