外国で暮らすという事⑨
外国に全く縁のない人間が外国で暮らす事になる
人生とは予想できないドラマであり、どんな決断をしたとしても、それも自分が選んだ道の上にいる。気が付けば僕は日本ではなく外国で暮らしている。日本を離れて思う事など、時代と共に心も移りゆくもの、その時の感じる事を何か形に書き残していきたいと思いました。
もしあなたが外国に住みたいと日本以外での生活に興味を持っていたら少しでも参考になればと思います。
いずれ日本に帰国する日が来る その日の為に・・・
外国で暮らすといっても、永遠という事ではない
かなりの高い確率で、いずれ日本に帰国を果たすことになる。この国で死なない限りは。
永遠に外国で住むには永住権やビザが必要で仕事がなくなれば、嫌でも帰国するという選択になる。
海外で駐在員の場合、主に3年サイクルが一つの目安になる。
大企業の場合、一人の駐在員が同じ場所に長期間居続けてる事は珍しい。起業して会社を経営してるなら別、サラリーマンとして働く人で、3、6年あたりの周期で移動、転勤、帰国がある。短い場合も多く、企業の業績や投資や営業戦略など計画遂行途中で状況が変わる事も少なくない為、会社の方針次第で簡単に変わる。
ある意味、シビアな世界で働いているともいえる
いずれ自分も帰国を考えないといけない。
その時、どういう状態で帰国になるのか色んな選択股がある中で理想と現実が頭をグルグルと回る。
■任期満了し帰国を果たすのか
■会社が倒産し帰国を余儀なくされるのか
■家庭の事情で帰国を余儀なくされるのか
■嫌になり帰国を選択するのか
■強制送還か
帰国するとしても
▢一人で帰るか
▢家族で帰るか
▢子供と帰るか
▢妻と2人だけ帰るか
僕の場合は国際結婚なので上海人嫁が日本に必ずしも来て住むとは限らない。子供の学校や妻の仕事、その時の状況をみて判断する事になるだろう。家族にとってのベストを選ぶだけだ。
日本で皆で暮らす事が最善かどうかは、今は解らない
しかし、どんな結末も受け入れる必要がある
遠いか近いか いずれ その日はやってくる
と
一人心で思っている。
だって僕は外国で暮らす側の人だから。
外国で暮らすという事は いずれ帰国する日の事を考え暮らす事になる
日本人同士の夫婦なら、二人で帰国というのは高い確率で考えられる。
仕事で離れられない場合は別だけど駐在員の妻のように夫についてきた人の場合は家族単位で移動となる、そうじゃない僕は、自分の立場を理解する事が必要だ。
自分が思っていたよりも長く、この国で暮らしてきた
永遠にこの町に住むかのような錯覚する時もある
しかし、これは非現実で、僕の現実の世界は日本であり
完全に日本を捨てた訳ではない事を思い出し
その日の為に 心の準備はしておかないと・・・
突然やってきてもいいように
そう考えると、家族と暮らしている外国の町も少しは好きになってくる
まだまだ知らない場所は沢山ある、行動範囲は意外とワンパターンだから
1度も行った事のない場所を散策し探求し、家族とよく行く場所も、もう一度記憶し、この家族で暮らした外国の町の風景を肌に刻んでおきたい
いずれ日本に帰国する日が来る その日の為に・・・
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