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株式会社アンドパッドでアートディレクションをした話

株式会社アンドパッドでアートディレクターをしている太田です。

現在はマーケティング部ブランドチームに所属しています。主にブランドデザイン/ビジュアルデザイン/グラフィックデザイン/コミュニケーションデザイン/BXデザイン…と呼ばれる領域における業務を担当しています。
私は広告業界出身なので職種名としては「アートディレクター」と名乗ることが多いかなと思います。

今回は自己紹介として、アンドパッドで携わったプロジェクト内容を少しだけ紹介してみたいと思います!



ロゴマーク開発 (with 日本デザインセンター様)

2020年1月当時アンドパッドはリブランディングプロジェクトが動き出した最中であり、社名とロゴを刷新しようとしているタイミングでした。(当時の社名は株式会社オクト)
私は1人目のアートディレクター/グラフィックデザイナーとしてジョインしました。ロゴ開発では日本デザインセンター様と協働し、何度も検証を重ね、アイデンティティと想いを具現化した素敵なロゴが完成しました!

「築く」をコンセプトにしたシンボルマーク


入社当時の私はまだアンドパッドという会社がどういう人格を持っていて、メンバーからどのようなイメージを持たれ愛されているのかが掴みきれていなかったため、社歴の長いメンバーに自社ブランドイメージのヒアリングを重ね、手探りでデザイン制作を進めながら、徐々にトンマナ・デザインの方向性を決めていきました。(小さな失敗を積み重ねることで、ピースが少しずつ埋まっていくのを感じていました)

はじめの1年間はほぼすべての制作物を自ら生み出していたため、マーケティング・セールス・採用・ブランド・新規事業等に関わり、会社を多角的に捉えながら適切なアウトプットを模索していくことができました。それ以降はチームメンバーも増え、全員がアンドパッドの人格を生み出せるようにする必要があったので、アセット管理・運用の仕組み化に時間を割きました。


オウンドメディア ANDPAD ONE (in 社長室)

その頃携わった、ユーザー様限定公開のオウンドメディア「ANDPAD ONE」の立ち上げでは、アンドパッドとは一線を画する世界観をビジュアライズしました。多くの顧客が集まるコミュニティであるため、顧客の色の集合体にしたいと思い差別化を試みました。(そのため黒を基調としています)

黒をキーカラーとした「ANDPAD ONE」の世界観


社内報 ANDPAD MAGAZINE (with 人事部)

2年目に差し掛かるタイミングにて全社MVPを受賞しました。社内報のクリエイティブを評価していただいたもので、人事の方々と協働して得ることができた大きな成果でした。様々なPJにて他部署と連携するなか、部署を横断することの大切さを感じていました。横断的にデザインの力を活用しなければ、一貫性をもったブランドは醸成できません。

MVP -Love ANDPAD賞-


カンファレンス (with マーケティング部)

弊社では大規模カンファレンスを年1回実施しておりクリエイティブの力が必要でした。社内外メンバーそれぞれの頭の中にある完成イメージを具現化できるのはデザイナーだけです。可視化のプロフェッショナルであるデザイナーは視覚情報の構成でプロジェクトをリードします。当然その背景には完成形に至るコンセプトの言語化があり、非デザイナーとのコミュニケーションにも大きく役立ちます。

世界観を統一し、housingとbuildingで異なる配色を施した


開発部採用施策 (with エンジニアマネージャー陣)

エンジニアの採用は難しく、全社として採用施策に取り組む必要がありました。エンジニアマネージャーと協働し、Podcastや他社共催オンラインイベント、オリジナルノベルティの制作等、多くの施策を実施しています。開発部運営メンバーとスピーディに施策を進めながら、採用数を着実に伸ばしていきました。

開発部メンバーがプロダクトや組織の現状や未来を語るポッドキャスト


総会ブランディング (with SaaS戦略部)

総会はBizと開発部の2大組織において定期開催されています。MVP受賞者に贈呈するノベルティやオープニングムービー等で会を華やかに盛り上げ、社員の士気や帰属意識を高め、次の目標へ走り出してもらうきっかけをつくります。ムービー制作では外部の優秀な映像ディレクターさんとの出会いもあり、とても良いクリエイティブをお披露目することができました。(映像ディレクター小林様のサイトを貼っておきます)

BizKICKOFF2022 オープニングムービー



アンドパッドでアートディレクションを遂行した現在までを振り返って感じるのは、多くの他部署メンバーと関わることで、社内外においてデザイナー・デザインの力そのもののプレゼンスを上げ、アウトプットの一貫性が生まれ、ブランド力の底上げに繋がったことを体感できた、ということです。



コミュニケーションをデザインする私のようなアートディレクター・コミュニケーションデザイナーは「何を目的として」事業会社でデザインをするのでしょうか。

それは「推奨」だと私は思います。
「顧客が製品を推奨する」「従業員が自社を推奨する」
その実現のために、企業の人格・世界観を築いていきます。

社外に向けてコーポレート、マーケティング、セールス、サクセス…等を介してブランドが発信されていく。それらの各タッチポイントにおいて「企業らしさ」が伝わるためにデザインの力が貢献できないか、を考える。
社内に向けて人事・人財開発部門のメンバーと協働し会社の魅力を再発見する施策、Valueを浸透させる施策を実施する。そこにデザインの力を投入し魅力的なコンテンツにできないか、を考える。

ブランドは社員全員でつくっていくものだと思います。
そのためにデザインがその大きな1ピースとして機能し貢献していくことを信じて、自社を常にアップデートしていければと思います!



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