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話し方、聞き方

常に、相手への敬意を表現する事が大切だと思います。そのために必要な態度「話し方・聞き方」について書いてみます。




1. 声色を設計する

話の内容や語彙については、誰もが気になるところです。しかし、声量・トーン・速さ・間合い等、所謂「声色」も意識したいと考えます。

声色でその人の印象は変わるのではないか。何を話すかも大切ですが、どのように話すのかも大切だと思います。

聞く姿勢も同様。相槌ひとつで、真剣に聞いているか否かが相手に伝わるでしょう。話し方・聞き方は「自分がどのように見られたいか、どのような人になりたいか」それらの意思表示になります。


2. 身体の姿勢と、心の姿勢

どんなに素晴らしい話でも、だらしない姿勢で話したり聞かれたりされるとどうでしょうか。内容が頭に入ってきません。印象が悪く、それ以上会話を続ける気が無くなってしまいますね。

一方で、身体が正面に向き、しっかり目を見て話したり聞いたりしてくれる人はとても好感が持てます。人の印象は「視覚情報55%、聴覚情報38%」という非言語情報で形成されるのです。(メラビアンの法則)

話す姿勢・聞く姿勢・声色・表情。それらによって、自分がどのような人物かというイメージがつくられていきます。


3. 相談をどのように聞くか

相談を受けた場合、相手が何を求めているのかを考えます。なぜなら相手は、欲しい返答や反応をある程度思い描いているからです。

ほぼ無意識ですが、「こういう言葉が欲しい」「何も言わないでほしい」という、希望する反応が頭に浮かび、期待している状態でしょう。

人は、他者から指摘されずとも、今自分が何をすべきか既に分かっています。「おそらくこうすべきだろうな…」分かっているため、言われたくない。よって、的確なアドバイスでさえ不要な場合があります。

まずは、言葉を言葉通りに聞くのみです。


4. 聞くとは、安心を保つこと

安心。心の安らぎが重要です。安心できていれば、多少の困難が訪れても乗り越えられます。安心があれば、全員が自由な発想で、組織をより良い方向へ導いてくれる。常に「安心の確保」を目指します。

相談内容が深刻な場合は「自分の話をただ聞いてほしい」という状態だと思います。相手の話はほぼ頭に入ってこない。聞いてもらい、安心したい。それだけです。

聞くことで受け止める。質問を重ねていく。「聞く姿勢」を整えます。簡単に思えて、なかなか難しい事です。


まとめ

私はマネージャーであるため、話すことはほぼ必要ないと思うほど、「聞くことの大切さ」を感じています。そして常に、姿勢と声色を忘れないようにしたい。

勿論、話すことも大切です。話さなければ対話になりません。意思表明をします。難しいですが、話す分量を極力減らすよう努めたいですね。

そのためには、短い言葉で端的に伝える。常に自分の言葉を研磨し、生きたメッセージを瞬時に伝えるための体勢を整えます。




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