見出し画像

ひとりにしない、家族として

何かを推進したいとき、合意形成が必要です。しかし、チームの誰かが賛同しない事もあります。そのような場面での話です。




1. 反対派の意見を大切に

何かを推進したいとき、賛成派と反対派に分かれる場合があります。反対派が生まれた際は、その理由を個別に丁寧にヒアリングしていきます。解を急ぐことはしません。

私は反対派の意見を大切にしたい。なぜ反対なのか、何が不安なのか。理由の言語化に伴走します。

分からないことによる不安や、過去のエピソードなど、些細な事も共有してもらい、まずは気持ちを理解することに努めます。


2. 待たされる賛成派

一方、賛成派は待つ事となります。意思は固まっているが、先を急ぐことができない。長い期間待たされてしまう事で、賛成派にも徐々に不安な感情が生まれてきてしまいます。

トップダウンで推進する事も可能でしょう。しかし、納得しないまま推進されると反対派の気持ちはどうでしょうか。先々まで不満は残り続けます。

「意見を聞き入れてもらえなかった。この先も同じ事が繰り返されるだろう」そのような気持ちになってほしくはありません。


3. 第三の道を探索する

例え、誰が反対派になったとしても、同じ方法で進めることを約束します。この進め方は工数がかかりますし、効率性に欠けるでしょう。

しかし、私はこの意見が分かれた際の対話が最も重要だと考えます。人はそれぞれ異なる考えを持っています。当然です。意見が分かれた際には、一人ひとりの解釈を、一人ひとりの視座から見つめます。

そして、AかBかという二者択一の問いとして捉えるのではなく、Cという第三の道を探索する事が良い結果をもたらします。諦めず考え続ける事が、道を切り拓くきっかけとなるでしょう。


4. 家族として

例えるなら、自チームのメンバーは全員「家族」のようなものです。気恥ずかしい表現ですが、そのように感じ接しています。

誰かが何か失敗したとしても、強く指摘したりはしません。それに対し、なぜ指摘しないのかと言われるかもしれない。しかし、安心してほしい。「誰が失敗しても非難されない」その安心が、挑戦を促します。

同じ船に乗った家族。誰ひとり置いていかない。全員が常に安心できている状態を持続させます。安心できる組織が、あらゆる課題を乗り越える力を生み出します。


まとめ

社員を信じる
信じてもらう事で安心する
安心する事で挑戦できる
挑戦する事で経験を得る
経験から仮説を立てる
仮説を小さくやってみる

やがて成長している

信じる、安心を感じてもらう。これが私にできる事です。そして最大の目的である「個人の成長」へと到達します。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?