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「天のくに・天川村」を歩く旅〔3.洞川散策〕

(この記事は「天のくに・天川村」を歩く旅〔2.洞川温泉〕の続きです)

9月13日から1泊2日で奈良県の天川村に行ってきました。
この記事では、洞川集落を散策する様子をお伝えします。


お世話になった旅館を出て、最初に向かうのは鍾乳洞。
山腹にある鍾乳洞に到達するためには、山を登らなければなりません。

そこで登場するのがモノレールです。
下の乗り場でインターフォンを押すと来て下さいました。

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写真では分かりづらいですが、かなり急な斜面を登ります。
体を支えているのは背もたれで、もはや腰は座面から浮いてるんじゃないかと感じるほどの急勾配でした。

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鍾乳洞の入り口まで登ってきました。
標高が高いので眺めが良い。
麓に洞川の集落が、遠くに大峯山が見えます。

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洞川には2つの鍾乳洞があります。
この日訪れたのは「面不動鍾乳洞」。

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観覧の順路が整備された、見応えのある鍾乳洞です。

階段を降りて入ります。

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中はとにかく涼しい!
後から徐々に慣れたとはいえ、半袖だった僕は肌寒く感じました。

みどころはライトアップされていて、奥まで見渡すことができます。

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鍾乳石って、1cm伸びるのに100年かかるとか言うじゃないですか。
こういうものを間近で見ると、僕たちが気にしてる目先の数年なんてちっぽけなもんだなあと感じました。

鍾乳洞を出ると、次は吊り橋に向かいます。

この道は「洞川自然研究路」と呼ばれていて、周囲の木々や自然に関する案内板が随所に設置されていました。

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20分ほど歩いて、天川村最長の吊り橋「かりがね橋」に到着。

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この橋は「川の対岸を結ぶ」橋ではなく、いわば「山と山を結ぶ」ための橋のようです。
そのため、これだけ大規模なものになったのでしょう。

洞川の集落が一望できます。

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橋上からしか見ることのできない広告を、屋根の上に描くのがユニーク。

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吊り橋とはいえ足元は割と安定していたので、怖い場所が苦手な方にもおすすめです。

吊り橋を渡り、次に向かったのは「龍泉寺」。
大峯山へ修行に向かう人たちが、ここで水行して身を清めるお寺です。

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500円で衣装を借りれば、誰でもセルフサービスで水行を体験できるとのことでしたが…。

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どうやらこの日は清掃が行われていたようです。
リアル「池の水ぜんぶ抜く」を目の当たりにしました。
これはこれで滅多に見ることのできない景色かもしれません。

それから、龍泉寺の「八大龍王堂」にも注目です。

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旅館のおっちゃんに教えてもらったんですが、この八大龍王堂は「自分で扉を開けて中に入りお参りするスタイル」だそうで。
お堂の中に入ると、天井に描かれた龍を見ることができます。

こうして洞川集落の散策は終わりました。

散策では洞川集落を流れる「山上川」をたびたび渡りました。
この川の水は、信じられないくらい透き通っています。

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写真では見えづらいかもしれませんが、水面からはたくさんの魚が見えました。

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それだけ水がきれいだということでしょう。

前日の夜に歩いた洞川温泉街に帰ってきました。

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「お〜おかえり!」
泊まっていた旅館の前を通りかかると、縁側で休憩していた旅館のおっちゃんが声を掛けてくれました。
旅館から出た後も温かく見守ってもらえることに感動です。

僕はこの後、次の目的地「みたらい渓谷」に向けて出発します。

洞川温泉のバス停からバスが出るまで、あと5分に迫っていました。


(この記事の続きはこちら)


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