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ユージュアル・サスペクツ (映画066)

「ユージュアル・サスペクツ」

「ユージュアル・サスペクツ」は1996年に日本で公開されたブライアン・シンガー監督作品、サスペンスやミステリーに分類される映画です。それらで好きな作品は「太陽がいっぱい」、「スティング」、「氷の微笑」、それらはどんでん返しがラストにありますが、「ユージュアル・サスペクツ」も鮮烈なそれがラストに待ち受けています。関心するくらい見事に騙されました。ラストはその場で創作したでまかせですが、あれは落語や噺家をヒントに作られたエピソードなのかと思っています。聞いた話で落語や噺家も同じことができるらしいですが、コバヤシというキーワードに自らの説ですが納得させられます。騙すのは同時期に「セブン」に出演したケヴィン・スペイシー、取り調べから解放、芝居を解いて素に戻るシーンは印象的、同時進行で騙されたことに徐々に気づき探し始める刑事、あの演出は見事でありました。ケヴィン・スペイシーの演技や役のイメージは極めて個人的に、また、世代的に「ふぞろいの林檎たち」で本田修一を演じた国広富之を連想させられます。ケヴィン・スペイシーがまさかこのドラマを観ているはずもなく、先の落語や噺家の件も極端な持論でまさかと思っています。とは言え、「ユージュアル・サスペクツ」はまさか!の映画でありました。

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