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【建コンの仕事紹介#6】環境技術者編ver2

若手の会に所属しているメンバーを紹介する本コーナー。第6弾は、環境技術者編ver2です。


1. 自己紹介

入社13年目 埼玉県出身
専門分野:水が関わる環境(砂防からダム・河川・海岸まで何でも調査・解析します)
思い入れのある土木的風景:斐伊川網状砂州(島根県)

日本を代表する砂河川の網状砂州の夜景です

2. 建コンに出会うまで

水環境に出会うまで

 高校を卒業し、予備校に進学、めでたく予備校で進級を果たした際に、物理学と微分に魅入られました。大学は理学部に進学し、そこで触れ合った地球物理学にはまりましたが、理学部ではそのような研究室はなかったので、大学院ではそれを研究できる理工学部の研究室に入り、水環境と出会いました。

水環境技術者を目指した理由

 建コンを知ったのは就職活動時でした。現場で起きている自然現象を観察し、調査によりその「現象の一部を切り取ってデータ化」し、そのデータを解析することにより、自然現象を数値上で再現をする。自分なりのy=f(x)を探求する楽しみを仕事にできる業界だと知り、建コンの世界に入門することができました。

3. 建コンを知ってから

水環境技術者の仕事

 上記のように、水環境分野は物理(主は水理学)・化学の知識の他、ダムが対象になるとダムの運用や構造物も考慮し解析を行います。先の紹介にあった環境技術者ver1の技術者とは少し毛色が違う技術者です。そのため、河川部に行くのか、環境部に配属するのか、会社も迷った聞いております。最初は水質関係をやっておりましたが、河川の土砂動態にはまり土砂管理をやってみたり、今は生態系の調査・予測などもやっており、正直、自分が何者か見失っております(笑)

環境技術者の仕事

 そんな技術を主な分野にしている私ですが、環境技術者ver1さんの生態系環境分野と連携をし、工学と生物の両方の解釈を加え、自然現象の全体像を語るストーリーを紡ぎだすのが、環境を語る上で必要なスキルなんだろうと考えております。
 他の土木技術者と異なって、何かを設計したり、作ったりするような技術者ではないのですが(このような分野は「計画」といわれます)、計画をしっかりと検討・作成し、今後の設計にバトンタッチできるような与条件を、次の事業段階に携わる人に提供することができればよいなと考えております。

ダムによってせき止められてしまった土砂を下流河川に還元しています

4. 建コンでの未来

今後の目標

 計画屋は、上記のようにものを作ることはほとんどないですが、基礎的な検討・計画をしっかりと作ることにより、関わる事業がスムーズに進行できれば良いなと考えております。そのためにも、調査・検討・解析はしっかりと行い、「信頼される未来の預言者」を目指したいと思っています。

5.さいごに

 環境分野に関わりたいと思う方は、私のように生物分野の出身ではなくても、この業界では十分にやっていけます!!し、入ってから学ぶことの方が多いです。また、私も環境技術者ver1さんと同様に、土木がルーツでもありません。すべては業界に飛び込んでから学んでおります。
 環境は、何が自分のルーツがわからないという人には広く窓口が空いている分野かと思います。入ってみて、楽しいと思うことを突き詰めると、その分野での有名人になれると思います!
皆さん、好きなことを仕事にしてみませんか?

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