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「Why」が一番大切

だんだん冬らしくなってきましたね。

ぼくは夏よりも断然冬の方が好きです。

ファッションを楽しむことができますし、イベントが多くあるし、おでんはうまいし。

唯一嫌いなところを挙げるとするならば、”乾燥”です。

肌の乾燥、手の乾燥、足の乾燥

色々ありますが、ぼくは唇の乾燥が特にひどく、リップクリームを常備しています。

昨日、リップクリームがきれてしまい、たまには違うリップクリームを試したいと思い、血色が良くなると書いてあったモノを購入しました。

それを今日つけてみて気づいたのですが、完全に口紅でした。

「逆に乾燥してしまうやないかい!」

と一人でツッコんだ平和な朝でした。



今回紹介する本は、原野守弘さんの「ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門」です。


[Amazonカスタマーレビュー★4.4]

[hontoみんなのレビュー★4.7]



”クリエイティブ”と聞いて

「俺には関係ない」

「私には関係ない」

「けんぼーいからは聞きたくない」

って方も多くいると思います。


しかし、”クリエイティブ”というのは、みなさんがイメージしているものとは違い、人間関係や、ビジネスなどにも役に立つものです。


・人間がどのような仕組みで「何か」を好きになるのか

・愛されるブランドにはどうして愛されているのか

・完全にオリジナルなものは本当にあるのか

などがこの本を読んで知ることができます。


早速ではありますが、ぼくが興味を持った箇所を紹介していきたいと思います。



① 人間は感情でしか動かない

人間は論理的な側面があることは否定しないが、人生の多くの場面において、人間の決定はかなり非論理的である。であれば、人間を真に「突き動かすもの」とは果たして何なのか?


企業が広告を作る時、「What」「How」を語ることが多いと言われています。

「What」→
自分がしていること。つまり”事実”。企業なら事業内容や商品のファクトを指す。

「How」→
どのようにしているか。つまり”手法”。企業なら差別化ポイントや独自のプロセスのことを指す。


しかし、本当に重要なのは「Why」を語ることです。

「Why」→
なぜやっているのか。つまり”信念”。企業なら存在意義や社会的大義のことを指す。


Appleのような強いリーダーシップをもつブランドは

まず、「Why」を語り、その後、「How」や「What」を語るらしいです。



なぜ、「Why」→「How」→「What」の順番で語るのが良いのかというと、人間の脳の構造とこの順番が一致しているからです。


「What」の部分は合理的な思考や言語を司る「大脳新皮質」に対応し、「How」と「Why」の部分は感情、信頼、忠誠心などを司る「大脳辺縁系」に対応するといいます。

また、「大脳辺縁系」は、ヒトの行動を司り、全ての意思決定を行うが、言語能力はないです。


つまり、「What」から始まる、外から内側へ向かうコミニケーションでは、大量の複雑な情報(機能やメリット、事実、数値)を理解できるが、行動にはつながらないです。


一方、中心(Why)から外側へ向かうコミュニケーションでは、行動を制御する脳の部分と直接コミニケーションすることができ、合理的な説明や理解は後付けで行うことができる。



話が難しくなってしまいましたが、簡単にいうと、人間は「二人羽織」のような生き物であるということです。


自分という人間の中に、本人でも説明できないような生き物(大脳辺縁系)を飼っているイメージです。


そして、あの広告が素晴らしいと思ったのも「大脳新皮質の僕」ではなく、「僕の大脳辺縁系」だったということです。


なので、「Why」から物事を語ると良いはこのような理由がありました。


次の記事では、みんなの「好き」はどのようにして生まれるのかを書いていきたいと思います。


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2021年10月25日 けんぼーい

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