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「ほどほどに」と「惜しみなく」の使い方

私の性格上、何でも全力でやってきてしまう性格ですが、50歳になって、やっと何事も「腹八分目」がいいということがわかりました。

今回はそのことについて、書きたいと思います。

私がきっと、人よりも良く見られたい、かっこよく見られたいという気持が強い人間だと思います。人には、色欲、見栄欲、金欲、食欲の欲があります。

欲があるのはよくないこと?

では、欲があるのがいけないのか?

金欲があるから、勤労意欲が沸くし、見栄欲があるから、身なりをきちんとするだろうし、色欲があるから、異性を意識するだろうし、欲はいけない響きに聞こえますが、必要なものですよね!

適度な欲は、自分の成長に役立つものです。

腹八分目ということ

これらの欲を、ほどほどに、つまり腹八分目にしていれば、自分を苦しめたりしないもんだと悟りました。

この「ほどほどに」の欲で生きるとは、言い方を変えれば、「身の丈に合った」「分、器からこぼれない生き方」に繋がるのです。

ところが私は、体が強くないにも関わらず、仕事を休みなくがむしゃらに働いていました。
人から良く見られたい過度な見栄欲によって、期待してもらっている方に答えなければと、「分,器からこぼれた生き方」をしたために、難病を発症したのです。

あまりにも、自分弱さのことがわかってなかったために…身体さんごめんなさい

身の丈に合った生き方とは?

人によって、体が強い人なら、入れ物で例えれば「ジョッキ」なんです。
でも、体が弱い私の器は「おちょこ」だったんです。

だからがむしゃらに仕事して、成功する人を見て、自分もできると捉え違いをしてしまったのです。体が弱いわたしには、同じことをすれば、過分な欲とは知らずに。

分、器からこぼれない生き方」をするには、「ほどほどに」でなければならないということで、それには、まず自分自身のことを知るということから始めなければなりません。

器がおちょこの私が、ジョッキの方と同じように働くのでなく、おちょこであれば、おちゅこの良さをいかせるようにすればいいのです。槇原敬之さんの歌にもありますよね

おちょこなら、日本酒を美味しく飲んでもらえるように、周りの縁ある人に役に立てばいいのであって、ジョッキにはビールをぐびぐび飲めても、日本酒をちびちび飲むということは、出来ないのですから!!

自分の持ち味という良さで持って、周りの縁のある人たちに貢献すれば、いいんです。
(このことがわかるまで50年かかりました)

過分な欲が出てきたら?

「あれが欲しい」「これもしたい」こんな気持ちが出てきたときは、「一呼吸」して「無理していないかな?」と自分の心を見詰めています。
時には、一晩寝てから考え、妻に相談して、考えるようにします。

すると妻が「昔買ったのがあった」とか出てきたりします。
「流行だからほしい」などと、「身の丈」ではなく「他人の丈」に合わせているかもしれません。

逆に、自分の身の丈を低く捉えすぎると、成長のチャンスを逃してしまうかもしれません。

「どうせ俺なんて」
「自分には病気やから無理や」

このように卑下したり、尻込みすることもありました。
それこそ性格が内向的になりすぎて、自分の良さを活かせなくなります。

惜しみなくを活用する

心の欲は「ほどほどに」が大切な心の動きであることが、50年目で分かった私です。

逆に、こんな言葉も聞きます。
惜しみなく
自分の欲に対しては、「ほどほどに」ですが、「惜しみなく」することが良い時もあります。

家族や周りの人のために、「惜しみなく」、自分のできる範囲で役に立つということです。

家族が悲しんでいたら、「惜しみなく」優しい言葉をかけてあげる。

同僚が仕事で困っていたら、「自分のできる範囲だけど、手伝うことはあるかな」と「惜しみなく」、優しい言葉をかけてあげる。

この生き方が、自分の分、器に合った生き方なんですよね。
今まで、全く意識もせずに生きてきた自分に反省です。。。

不思議と欲は「ほどほどに」、相手には「惜しみなく」を実践していくと、人を見て羨ましいという感覚もなくなり、人との出会いがうまくいくようになっていきました。

仕事でも同僚たちと互いの力が発揮できて、大きな仕事も乗り越えることができました。

上手くいかない時は、相手のせいにしがちですが、要は自分の心のありようなんですよね。

まとめ

①自分の色欲、見栄欲、金欲は「ほどほどに」を意識する
②もし過分な欲になりそうなら、「一呼吸」して自分の心を見詰め直す
③「自分なんか」「どうせ〜」ネガティブ気持ちも要注意
④家族や周りの方のためには「惜しみなく」自分ができる範囲のことで役に立つ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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