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元HSBC証券会社 代表取締役社長の時事考察

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世界の金融業界のトップとして走り続けてきた立沢 賢一による世界の金融、経済、政治、ビジネスなどの時事問題考察です。 ・元HSBC証券会社社長 ・バンク・オブ・アメリカ日本人初のパ…
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2020年3月の記事一覧

新型肺炎から学んだ教訓

厚生労働省によると、2/27時点で日本のコロナ患者数は、177名。一方、韓国は1595人。日本は、…

世界大恐慌とリーマンショックと新型肺炎

リーマンショック後の世界経済の回復スピードの速さは1929年の大恐慌と比較すると歴然としてい…

安倍首相の緊急記者会見 リーダー不在の日本と試される国民性

昨日の安倍首相の記者会見を聴きまして、、 わざわざ記者会見するような内容なのか疑問を持ち…

景気刺激策で株式市場急上昇、原油価格に低迷に注視せよ

日本株が大幅下落し、Jobless Claimが予想を遥かに超え過去最多328万件に急騰したこともあって…

コロナショック、GDP数値化へ

昨日の株式市場は経済政策が否決されたことに嫌気売りされてました。 確かにトランプ大統領…

コロナ対策30兆円規模  政府の迷走

参考記事 またいつもの言葉の綾で誤魔化そうとしているのが明らかです。 見出しは30兆円規模…

雇用危機を防げるのか?ー宿泊・運輸・小売業

新型コロナウイルス肺炎が大流行する前から、世界的金融緩和政策で米国の格付けがトリプルB格に満たない投資不適格の低格付け債市場には、カネ余りで運用先に困った投資マネーが大量に流入し、市場規模が急拡大していました。 2019年の低格付け債の発行額は11月末で約4400億ドル(約48兆円)。10年で2倍となっており、過去最高だった17年(4900億ドル)を超える程です。 膨張する低格付け債の買い手は保険会社や銀行などの金融機関で、今回のような金融市場暴落の中、企業のデフォルトの

武漢の改善を欺瞞と医師が告発

昨日ニュースで武漢に新たな患者確認されずと発表がありましたが、私はそれは嘘だとコメントし…

問われる政府の対応、失われた30年再来の危機

今そこにある危惧 そもそも行き過ぎた緊縮財政が供給過多を生み出しデフレギャップが生じてい…

米国景気刺激策の行方

株式市場は依然として上下に大荒れで、米ダウも1000ドル超の値幅でスイングし続けています。月…

株価暴落だけじゃない。米国経済の減速の真の恐ろしさ

世の中的には株の暴落やらドル売りやらで兎角目線が金融市場に行きがちです。 でも私が最も…

コロナウイルス肺炎による金融市場暴落劇 邦銀保有のCLOについて

やや古めの数字ですがCLOの保有残高は以下です。 農林中金:6兆8000億円 三菱UFJ、三…

トランプ大統領の緊急事態宣言に関して

問題は株式市場急落および経済打撃の対策としてのトランプ大統領の非常事態宣言の効果がいつま…

新型コロナウイルス、遂にWHOがパンデミック宣言!

WHO事務局長は頑なにパンデミック宣言をしないと言及してました。 その理由は、WHOがパンデミック宣言してしまうと、更に必要以上のパニックに陥ってしまうリスクが発生するからです。 実際に、パンデミックという言葉を不用意に使うと、不必要かつ不当な恐怖や汚名を増幅させ、各種のシステムを麻痺させる重大なリスクが生じるの予測されるからです。 パンデミックはパニックが造語の一部になってます。それにより、パンデミック発令をした場合、人々がパニック状態に陥り、経済活動は更に萎縮してし