ディズニーランドフォント採集
先日、10数年ぶりに東京ディズニーランドに行ってきました。ディズニーシーには何度か行っていたのですが、久しぶりのディズニーランド。
そこでとても気になったのがディズニーランドパーク内で使われているフォントの数々。多くの人はまずもって注目することはないし、なんとなく流してしまいがちなものですが、よくよく観察してみると面白い!
ディズニーランドは、エリアごとにテーマやバックグラウンドストーリーがあり、何年代のこの街を参考にしているなど大まかなモチーフがあります。
そんなエリアの背景やアトラクションの印象をもとにしながらフォントを見ていくとしっかり計算されていることが分かります。
ホーンテッドマンション
例えば、「ホーンテッドマンション」の待機列に掲示してる看板のフォント。
ホーンテッドマンションは、洋館を舞台にしたお化け屋敷なので装飾のあるローマン体と明朝体が使用されています。手書き風な感じもあり雰囲気がとても良いです。
プーさんのハニーハント
「プーさんのハニーハント」もローマンと明朝が使用されています。プーさんのハニーハントは、もっと可愛らしい丸みをフォントを使用していてもいいなと思ったのですが、絵本内に使われてるフォントがローマンで、そこと統一感をもたせたものなのかなと考察できます。
カリブの海賊
その他にも、「カリブの海賊」のスポンサープレートには、海賊風のおどろおどろしいオリジナルフォント。
スターツアーズ
スターウォーズをモチーフにした「スターツアーズ」アトラクション入口には未来感や宇宙を疾走するスピード感をイメージした斜体の角ばったサンセリフ体とゴシック体。また面白いなと思ったのが、宇宙語の文字がしっかり記載されていることです。
モンスターズインク
子供楽しめる「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」では、未来感のあるサンセリフ体「Futura(フーツラ)」と可愛らしい太めのゴシック体が使われています。
その他のディズニークリエイティブ
フォントだけではなく、ショップの看板やサイン、パーク内にあるグラフィックデザインの装飾など誰がここを注目しているんだと言う細やかなところにまでこだわっています。
誰も注目しない細かなところまでこだわり抜く。こだわり抜き出来上がる世界観に多くの人は魅力を感じ、ディズニーリゾートに足繁く通うんだなと思いました。
クリエイティブ視点で楽しむディズニーランドはいつもと違って楽しめます。アトラクションやショー、キャラクターだけではなくフォントやデザイン、ファッション(ユニフォーム)を少しでも注目すると倍以上ディズニーランドを楽しむことができます。
デザイナーディズニー会をしてみたいかも
久しぶりに行ってみて、色んなデザイナー数人でディズニーランドに行って、デザイン視点で色々見て回って行くとかしたいなーと思いました。
やっぱり、ディズニーランドのクリエイティブは最高峰!
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