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42歳からの婚活・デートで彼女の地雷を踏んで撃沈する

前回からのつづきです。

今まで連絡交換をしても
メッセージのやり取りでダメになる
パターンばかりだったので
デートができることはとても
嬉しかった。

こんな心境になるのは20代の時に
付き合っていた彼女以来なので20年振りです。

デートの流れに関しては
「婚活スクール」で学んだことを
実践するだけなので特別不安は
なかったです。

LINEを交換した時点で、
会う約束を取り付けているので
後は日程と待ち合わせ場所を
連絡するだけです。

場所は彼女が東急田園都市線の沿線に
住んでいることから渋谷に決めます。

でも、喫茶店でデートとなると
ガヤガヤしているところだと雰囲気が
出ません。

特に渋谷は若者が多いので、
選ぶお店を間違えると台無しです。

そこで選んだのが
「セルリアンタワー東急ホテル」にある
「坐忘」というガーデンラウンジです。

待ち合わせ場所もホテルのロビーにすれば
迷うこともないですし、雨風もしのげます。

場所も決まったので、
彼女に都合が付く日程を確認します。

ここで彼女の名前を仮名で麻里さんとします。

すぐに麻里さんから連絡がきて
「今週の日曜日でしたら都合がつく」
と回答がきました。

早速、ホテルに予約を入れることにします。

予約を入れておけば待つことなく
スムーズにデートができるからです。

行き当たりばったりですと
仮に混んでいた場合、待ち時間が長いと
その間で話が尽きてしまう恐れが
あったからです。

待ち合わせ場所と時間を報せて
会うことになります。

デート当日。

待ち合わせ場所に、約束の時間より早く
麻里さんが来てくれていたので一安心です。

さすがホテルだけあって、雰囲気は申し分ない。

麻里さんも満足しているようだった。

ここまでの流れは順調。

後は2回目のデートにつなげるために
「婚活スクール」で学んだ
他愛もない話から始めて、子どもの頃の話を
振っていきました。

麻里さんは外で遊ぶよりも家の中で
お人形遊びをするような大人しい子ども
だったと話します。

3つ下の妹がいて、とても仲がいいとのこと。

でも、父親が気難しく気分屋なので
父親との関係は余りかんばしくない模様。

父親の言動に家族が振り回されている
状況だとか。

特に母親は文句一つ言わずに、
父親のわがままを受け入れているとのこと。

そんな母親を日々見てきているので
「私は母と同じような思いは絶対に
したくない」
と麻里さんは言いました。

また、父親は世間体を気にするタイプのため
「早く結婚しろ」とうるさいとのことでした。

そんな話の流れで
「どの位婚活をされているんですか?」
と麻里さんに聞きました。

するとバツが悪そうに
「婚活を始めて2年かな」
と麻里さんは言いました。

「あちゃ~聞いちゃまずかったかな」
と後悔しても始まりません。

どうやら、地雷を踏んでしまった
ようです。

婚活は「成婚する人は1年以内」
と世間では認識されています。

特に女性の場合、男性と違って
年齢が上がるにつれ婚活市場に
おける自分の価値は下がっていくと
いわれているので、神経質になるのも
よくわかります。

「社会人サークル」に半年在籍して
辞めているので、婚活に苦戦しているのは
明らかです。

なので、触れてはいけない話題でした。

あえて自分が聞くということは
なんか麻里さんのことを
品定めをしているかのように
思われてしまったのかもしれない。

そんなつもりで聞いたわけではないけど
明らかに麻里さんのテンションが
下がったのでそう感じたのは
間違いないです。

重たい空気のままデートは終わり
LINEにメッセージを入れても
既読スルーされ、デートが失敗したと
受け取ります。

その後、何度かメッセージを送るも
既読スルーされたので、諦めることに
しました。

            (つづく)




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