妻と別居そして会社に退職届けを出す
いざ離婚の話しを切り出すにしても
どのような形で離婚話を切り出すべきか
悩むものです。
タイミングを間違えてしまいますと
まともに取り合わうことができずに、
罵詈雑言を浴びて事態が面倒なことにも
なりかねません。
やはり、同居しながら離婚の話しを
するというのは、借金や浮気といった
相手に落ち度が無い限り難しいものです。
そこで、ここに至った気持ちを手紙にまとめ
別居したいことを彼女に提案します。
最終的に離婚をするにしても、まずは別居を
して段階を踏んだ方が良いと判断したからです。
一旦独りになって気持ちを整理したいことを
明確にわかりやすく伝えることを心がけ
ました。
彼女も私の覚悟が本物であることを理解し
別居を了承してくれます。
次にすべきことは会社を辞めるにあたって
直属の上司に退職したいことを報告すること。
パワハラを受けてきた上司と相対して
話すという大きな関門が待ち構えていました。
いつも「お前は何をやってもダメだ」と
自己イメージを下げられ続けてきたので、
どうしても弱気になってしまいます。
要は舐められていました。
そのことから、
まともに話を聞いてもらえないと
いった不安がありました。
考えているだけでは先に進めないので
意を決して行動に移します。
ただでさ、気難しく融通の利かない人間なので
細心の注意を払います。
まず、月曜日と金曜日は避けました。
会社にもよりますが、月曜日は週初め
ということもあってとかく忙しいものです。
金曜日は週末で、夕方以降は休日モードに
入っていることから、面倒なことは嫌います。
そのことから、火曜日・水曜日・木曜日と
お昼などの休憩時間中や業務に支障を
きたさない夕方以降の時間を狙い、
話しを切り出すタイミングを伺います。
そしてタイミングを見計らい、
ようやくそのチャンスがきました。
「ちょっとご相談があるのですが」と神妙な
面持ちで話したところ、上司も察したのか
別室に誘導され二人きりになりました。
話しの切り出しは率直に
「一身上の都合により退職をさせて
いただきたいのですが」と伝えます。
円満退職に持っていきたいので、
謙虚に対応して退職日の交渉に
持っていきます。
しかし、一筋縄ではいかないのが
ブラック企業です。
案の定、引き留めがありました。
私が辞めれば上司は管理能力が
ないことを露呈され、評価が下がる
ことを危惧したからです。
「今更何言っているの」と冷めた
気持ちでしたが、退職理由を
不満からではなく「今後やりたいこと」と
「この会社ではそれができない理由」に加えて、
「なぜ、それが今いる会社ではできないのか」
といった理由まで納得のいく説明をしました。
自分の退職する意志が固いことがわかり
上司は提案をしてきました。
「とりあえず、引継ぎも兼ねて体制が
整うまで待ってほしい」と言いくるめられ、
本当はすぐにでも辞めたかったのですが、
有休休暇の消化を条件に了承する
ことにします。
(つづく)
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