離婚を決意する
彼女とは気持ちがすれ違っていました。
人生を伴走する最も大事なパートナー
だという意識が、私に薄れてきていることを
彼女は肌で感じていたのだと思う。
それと、問題に向き合わない自分の態度に
頼りなさを感じて愛想を尽かしていたのは
わかっていました。
自分で蒔いた種とはいえ、家でも疎外感を
味わうのは精神的にとても辛かった。
世間体を気にして結婚生活を続けても
意味がないと考えるようになります。
婚活で散々苦労してようやく結婚ができたのに
1年も経たずに離婚しようとする行為は
結婚に至るまでの時間とお金の投資を考えれば
バカなんじゃないかと思われて当然です。
しかし、そんなことを考えている余裕は
ありませんでした。
仕事・家庭の問題で心身共に疲弊し
無気力状態となり、思考が停止していました。
心の通わない相手と四六時中一緒にいるほど
辛いものはないです。
一旦気持ちが離れると修復するのは容易では
ありません。
関係を修復するには、膨大なエネルギーが
必要となるからです。
私には関係を修復したいという気力が
ありませんでした。
そのため、まだやり直しが可能な時期なので
彼女にとっても離婚した方がよいと判断します。
また、会社も辞める決心をしたので生活も
今までのようにはいかないということも
ありました。
「金の切れ目が縁の切れ目」というように
収入が途絶えれば結婚生活も続きません。
彼女には苦楽を共にして、困難を乗り切る
といった思考は持ち合わせていなかったので
離婚の選択をします。
(つづく)
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