Amazonで働いてたけど、色々と面白かったので、思った事まとめした。Part2
では、Part1の続きです!Part1がまだ読んでない方は、是非そちらからご覧ください。
というわけで、目次の2番目に行きたいと思います!
目次
1.とにかく仕事のスピードが異常に速い。
2.OLPめっちゃ大事。 ←本日はこちら!!!
3.私のチームはめっちゃホワイト。
4.結局数字が一番大事。
5.4勤3休最高!ハワイへGO!
6.アマゾン内の人間関係。
2.OLPめっちゃ大事!
・OLPとはなんぞや??
OLPとはOur Leadership Principlesの略で、アマゾンの社員に求められる16の行動指針、社訓のようなものになります。基本的にこの行動指針に従って、アマゾンの社員は働きます。以下、OLPについての説明になります。(AmazonHP引用)
私たちは自分自身、そして互いに、日々の行動を通じてリーダーシップ・プリンシプルを用いてそれを示す責任があります。 私たちのリーダーシップ・プリンシプルは、どのようにAmazonがビジネスを行い、どのようにリーダーたちが導き、私たちの決定の中心にお客様がいるかを示しています。Amazon独自の文化は、リーダーシップ・プリンシプルによって表現され、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することという企業理念を粘り強く追求するための助けとなります。
そして、その項目は16個あります(HP引用)。
・Customer Obsession
リーダーはまずお客様を起点に考え、お客様のニーズに基づき行動します。お客様から信頼を得て、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。
Ownership
リーダーはオーナーです。リーダーは長期的視点で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。
Invent and Simplify
リーダーはチームにイノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、それをシンプルに体現する方法を常に模索します。リーダーは常に外部の状況に目を光らせ、あらゆる機会をとらえて新しいアイデアを探しだします。それは、自分たちが生み出したものだけにとらわれません。私たちは新しいアイデアを実行に移す時、長期間にわたり、外部の理解を得ることができない可能性があることも受け入れます。
Are Right, A Lot
リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします。 そして、優れた判断力と直感を備えています。 リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。
Learn and Be Curious
リーダーは学ぶことに貪欲で、常に自分自身の向上を目指し続けます。新たな可能性に好奇心を持ち、探求します。
Hire and Develop the Best
リーダーはすべての採用や昇進において、評価の基準を引き上げます。優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために積極的に開花させます。リーダー自身が他のリーダーを育成し、コーチングに真剣に取り組みます。私たちはすべての社員がさらに成長するための新しいメカニズムを創り出します。
Insist on the Highest Standards
リーダーは常に高い水準を追求することにこだわります。この水準が必要以上に高いと感じる人も少なくはありません。リーダーは継続的に求める水準を引き上げ、チームがより品質の高い商品やサービス、プロセスを実現できるように推進します。リーダーは水準を満たさないものは実行せず、見逃さず、問題が起こった際は確実に解決し、徹底的な再発防止策を講じます。
Think Big
狭い視野で思考すると、自分が想像する以上の大きな結果を得ることはできません。リーダーは大胆な方針と方向性を示すことによって成果を出します。リーダーはお客様のために従来と異なる新しい視点を持ち、あらゆる可能性を模索します。
Bias for Action
ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すことができるため、過剰な調査や検討に時間をかける必要はありません。計算されたリスクを取ることに価値があります。
Frugality
私たちは少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。
Earn Trust
リーダーは注意深く耳を傾け、率直に話し、誰にでも敬意をもって接します。たとえ気まずい思いをすることがあっても間違いは素直に認めます。リーダーは自分やチームの体臭を香水と勘違いすることはありません。リーダーは常に自らを、そしてチームを最高水準のものと比較し、高みを目指します。
Dive Deep
リーダーは常にすべての階層の業務に気を配り、詳細な点についても把握します。頻繁に現状を検証し、指標と個別の事例が合致していないときには疑問を呈します。リーダーが関わるに値しない業務はありません。
Have Backbone; Disagree and Commit
リーダーは同意できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても、例外はありません。リーダーは、信念を持ち、容易にあきらめません。安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミットして取り組みます。
Deliver Results
リーダーはビジネス上の重要なインプットにフォーカスし、適正な品質でタイムリーにやり遂げます。どのようなハードルに直面しても、立ち向かい、決して妥協しません。
Strive to be Earth’s Best Employer
リーダーは、職場環境をより安全に、より生産的に、より実力が発揮しやすく、より多様かつ公正にするべく、日々取り組みます。リーダーは共感を持ち、自ら仕事を楽しみ、そして誰もが仕事を楽しめるようにします。リーダーは自分自身に問いかけます。私の同僚は成長しているか? 十分な裁量を与えられているか? 彼らは次に進む準備ができているか? リーダーは、社員個人の成功に対し(それがAmazonであっても、他の場所であっても)、ビジョンと責任を持ちます。
Success and Scale Bring Broad Responsibility
Amazonはガレージで創業して以来、成長を遂げてきました。現在、私たちの規模は大きく、世界に影響力を持ち、そしていまだに、完璧には程遠い存在です。私たちは、自分たちの行動がもたらす二次的な影響にも、謙虚で思慮深くありたいと思います。私たちは、社会、地球、そして未来の世代のために、日々成長し続ける必要があります。一日のはじめに、お客様、社員、パートナー企業、そして社会全体のために、より良いものを作り、より良い行動を取り、より良い企業になるという決意を新たにします。そして、明日はもっと良くできると信じて一日を終えます。リーダーは消費する以上に創造し、常に物事をより良い方向へと導きます。
社員全員、このOLPの認識があり、OLPに沿って仕事をしています。そもそも、OLPに沿った行動ができない人はアマゾンの入社面接で落ちます。
このOLPの用語は社内でもよく飛び交っています。
例えば…
「このタスクはbias for actionでお願いします。」
「このA案をトライアルしたが、生産性が低下し、Customer Obsession にも影響する。」
「Ownershipのアクションありがとうございます。」
大体1人、1日3回以上は使ってるかと思います。
最初は全然覚えられないですが、最初の新入社員研修や、周りと仕事をしているうちに、自然と覚え、自然とOLPに沿った行動ができるようになります。
もし、OLPに沿った行動ができなかったら、上司からロジカルに詰められます( ノД`)シクシク…
そして、OLPに沿った仕事をしていると、日常生活でも良くも悪くも職業病がでてしまします( ´∀` )
旧友には、「行動が速すぎとか、普通の人の8倍くらいのスピードで生きてるやん。」と言われてます笑
先述したように、アマゾンの入社面接では必ずこのOLPに沿った面接になります。
私の面接では志望動機やよくネットに載ってる面接の質問一覧は全く聞かれませんでした。ひたすら、OLPに沿った質問で、自分の経験の掘り下げ掘り下げになります。大体1つのエピソードに対して、5回くらい「なんで?」を聞いて掘り下げてくるので嘘は必ずばれます。
おそらく、少し盛るくらいしかできないかと思います。←
またアマゾンの入社面接については別記事で書こうと思います。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございます!
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