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書家 ほの花
2020年3月21日 21:28
春に咲く桜の花になりたかったすべての目線を空に向かせて人の心を前向きにする魔法を持つはらり、はらり、と散りゆくその儚さもまるでドラマの中のヒロインみたいそんな姿に、憧れる夏に咲くひまわりになりたかった宇宙の全ての光と熱が降りそそぐ大地にしっかり根を張って揺るがないその、芯の強さ太陽に負けじと笑うその表情はあたりをパッと明るく晴らすそんな姿に、憧れる秋に咲くコスモスにな
2020年3月12日 23:24
身を寄せ合って、噂話?香水に憧れて振りまくのは、ちょっと強めの、シャンプーの香り?他とは違う 特別な私になる憧れ群れから外れて 居場所を失う恐怖心何度も、ふたつを天秤にかけて結局、後者に勝てないまま日々を過ごす、ありふれた、女子中学生。水仙の花は、時にそんなふうに目に映る。少しうつむきながら鏡の中の私の顔をじーっと、覗き込む。クラスでいちばん、かわいいあの子、
2020年2月27日 23:00
春告草(はるつげくさ)ー梅は、こんな名前も持っているらしい。春を告げる草、というのはなんとも聞こえはいいが、梅が咲く頃は、現代人にとってはまだ冬のただ中である。外に出るのは億劫だし、こたつで丸まっていたいし、あったかいお布団にくるまっていたい。それに、外もモノクロ。カメラを持って出かけても、ちょっとつまらない。だけど、寒さを言い訳にするのにもなんだか飽きて、冬の冷
2020年3月4日 22:29
あわき ひかりたつ にわかあめいとし おもかげの じんちょうげあふるる なみだの つぼみからひとつ ひとつ かおりはじめるじんちょうげ、って多分植物かなにかなんだろうな、とこの歌を聴いて以来、ぼんやり思っている。言わずと知れた名曲、ユーミンこと松任谷由実さんの「春よ、来い」の歌い出し。この歌との出会いは、父の車の中だった。雪国の私のふるさと、冬の楽しみの一つが、父と休日