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ブックレビュー「お父さんがキモい理由を説明するね」

世のパパさん、ママさん、子どもが13歳になったときにマジトークできる自信はありますか?

この本は、パパが思春期の娘と毎週カフェでテーマを決めて、本音で話し合った内容が会話形式で書かれています。

テーマはいろいろ。
恋愛、父がキモい理由、夢、長所と短所、いじめ、生きる意味

恋愛やいじめなど、親子では話しにい、聞きたくない部分もあるようなテーマを逃げることなく選ばれて、正面から向き合っていることにこの本(話し合い)の意義が詰まっているように感じます。

私自身の率直な印象としては、
・お父さんが論理的に話せる、英語も話せるポテンシャルの高い方
・娘さんもしっかりとした考えを持っている
・話し合いの前提が必須(否定しないなど)
でした。

ただ、だからといって自分たちにはできないかといったら違うと思うのです。
まず、まだ子どもが小さいならば、話し合いができる基盤作りが大切。

著者に娘が思いがけず相談を持ちかけてきたことから、話し合いの場を持つようになります。
ここで思うのは、小さい頃から「お父さんは否定せず聞いてくれる」と娘が思っていてくれるような基盤が整っていなければ、こんなチャンスは訪れなかったはずなのです。

だから子どもが幼児、低学年の場合は日々の子どもの話を否定せずに聞いてあげる。そこが全ての始まりです。

それに加えて、やりたいなと思ったことが、小さい子でも分かるテーマで話し合うこと。
でもテーマって難しいですよね。
それにぴったりなのがこの本▼

「5歳からの哲学考える力をぐんぐんのばす親子会話」

こども新聞を題材にするのも良いなと考え中。

意見を言い合う練習ができれば良いので、それぞれの子どもの興味や親が話し合えそうなテーマに沿って選んだら良いかなと思っています。

もう少し大きい子のパパママさんも、今まで話し合える基盤を作ってこなかったと諦めず、まずはカフェに誘うことから始めるのはどうでしょうか。

子どもがどうせ聞いてくれないと思ってしまっているのなら、「否定せずに聞くルールの元に話す時間を作ろう。できていなかったら指摘してね。」と誘ってみることもできます。

親が自分の意見に耳を傾けてくれるなら、話したくない子はめったにいないのではないでしょうか。

私もいつか絶対、娘と息子と3人、またはパパや祖父母も巻き込みながらやりたいなと未来を想像しながら読みました。
そのときにはまた読み返して、自分の伝えたいことや気持ちを整理した上で臨みたいと思います。

この本の娘さんはもう24歳くらいになっているでしょうか。
きっとすてきな女性になっているのだろうなと想いをはせつつ。

・ガチトークのできる、言語化力のある自分であること
・話してもらえる基盤をつくっていくこと

これが当面の課題。

同世代のパパママさん、ぜひ一緒に頑張っていきましょう♪

クスッと笑える自虐的なところもあって読みやすい、子から学ぼうとする姿勢がすてきな一冊です。

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