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勤勉でなく、遊びが好きなリーダーは組織をだめにする

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。
 
第21回目は、北条高時(1303年~1333年)です。鎌倉時代、幕府の最高権力は北条家が握っていたのですが、その北条家の最後の当主が北条高時でした。最高権力者であるものの、政治には熱心でなく、遊びに夢中な暗君として「太平記」などでは描かれています。
 
私が本書で北条高時を取り上げた理由は、長い歴史を振り返ったとき、名リーダーと評される人は例外なく勤勉な人であり、遊びに夢中になるようなリーダーは組織を衰退させていることを伝えたかったからです。
 
現代に生きていても、特に経営者や政治家における親族承継において、後継者が仕事よりも遊びに夢中になることがあります。ひどいケースになると、その遊びのためにお金を使い込み、世の中を騒がせるということがあります。そこまで行かなくても、仕事よりも遊びや私生活を優先する人は絶えません。
 
そういう方々にも言い分はあるかもしれませんが、長い歴史を振り返ったとき、組織を繁栄させるリーダーとは例外なく勤勉であり、遊びに夢中になることはないのです。
もちろん、勤勉だけでは成功しませんが、勤勉なく成功することはないのです。
 
本書では、北条高時の人生を紹介しながら、上記のことについて考えてみました。詳細については、本書の「遊びにうつつをぬかし過ぎたわいなあ・・・ 北条高時の反省」をぜひお読みください。
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北条高時


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