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【認知的不協和理論】日本型ファシズムの成立【心理的メカニズム】ーー①「保守派」と「リベラル派」を分けるもの

【認知的不協和理論】とは?それによると、人はその不快感やストレスが高まると、それを解消しようとする心理的圧力がかかり、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の考えや態度や行動を変更しようとする。 その考え方を【認知的不協和理論】という。 フェスティンガーによる認知的不協和の仮説(命題) 人は、小さい時から、「○○でなければならない」とか「✕✕してはいけない」というように教えられ、それを守って行動している。しかし、それは個人によって、国・地域によって、時代に

    • (改定版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――④『自立的人間』と『依存的人間』。――『依存の悪循環(負のスパイラル)』

      『自立的人間』と『依存的人間』 ①『依存的人間』が生まれる仕組み。ーー[支配と服従]の絶対化 子どものときから受験競争や体育会系などの“競争社会”の狭い空間の中で、ひたすら上を目指し頑張っていたり、また虐待や過干渉やネグレクトなどの“不適切な養育”のもとで育って行くと、前頭葉の発達が阻害され、抑制機能(自立心)が成長できなく、『依存的人間』になりやすくなる。 『依存的人間』になる仕組みーー[支配と服従]の連鎖 「虐待の連鎖」が起こる仕組み 「脳の発達」と『自立』の関係

      • (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――③「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組み。『防衛機制』と「陰謀論」「歴史修正主義」

        「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組み◉その1.『ピラミッド支配構造』の絶対化。••••[規則ルールの絶対化] 受験競争や体育会系、あるいは軍隊や企業や官僚機構などような『ピラミッド支配構造』の中で、「競争に勝たなければならない。負けたら生きる価値がない」というような社会的・精神的・物理的圧力(ストレス)の中で、ひたすら上を目指し 、「勝った!、負けた⋯」と繰り返していく内に、いつの間にかその『ピラミッド支配構造』を絶対化するようになる。 そこでは、①「権力者に認められるこ

        • (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――②「保守派」と「リベラル」の【脳の構造】の違い。―サイコパスの【脳の構造】

          「保守派」と「リベラル派」の違いはどこから生まれてくるのか?【認知的不協和】『古い認知』と『新しい認知』  人は生まれたときから、“ピラミッド支配構造”の管理競争社会の抑圧(ストレス)の中で生きていかなければならない。その中で様々な【認知的不協和(矛盾)】が生じてくる。 その抑圧が強まる中で「理想の自分」と「現実の自分」、「自分の価値観」と「社会の価値観」、「自分がやりたいこと」と「親がやらせたいこと」などの様々な不協和が拡大し、心の中に不安・恐怖・不全感・劣等感が増大し

        【認知的不協和理論】日本型ファシズムの成立【心理的メカニズム】ーー①「保守派」と「リベラル派」を分けるもの

        • (改定版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――④『自立的人間』と『依存的人間』。――『依存の悪循環(負のスパイラル)』

        • (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――③「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組み。『防衛機制』と「陰謀論」「歴史修正主義」

        • (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――②「保守派」と「リベラル」の【脳の構造】の違い。―サイコパスの【脳の構造】

          (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー①『認知的不協和理論』とは何か?ー「人は自分の行動を正当化するために認知を変更する」

          はじめに最近「朝鮮人虐殺はなかった」「南京虐殺はなかった」「731部隊の人体実験はなかった」「大東亜戦争は侵略ではなかった。植民地ではなかった」「強制連行、強制労働はなかった」「従軍慰安婦はなかった。ただの売春婦だった」などの『歴史否認』や、「政権を批判する者は在日」「犯罪者は外国人」「批判者は中国に操られている」などの『陰謀論』が幅を利かせてきている。 それはどうして生まれてくるのか、心理的に考察する。 【認知的不協和理論】とは?【認知的不協和】とは、人が自身の認知(理

          (改訂版)【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー①『認知的不協和理論』とは何か?ー「人は自分の行動を正当化するために認知を変更する」

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑦『依存の悪循環(負のスパイラル)』ー「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」

          『依存の悪循環(負のスパイラル)』ー「過去に目をつむる者は、現在にも盲目であり、未来も同じ過ちを犯すだろう」『依存の悪循環(負のスパイラル)』ー【歴史否認】と【被害妄想・陰謀論】の関係 「日本は神の国。日本人は選ばれた民族」という【選民思想】と、「日本は悪くなかった。侵略・虐殺はなかった」という【歴史否認】と、「誰かが自分を陥れようとしている。外国が日本を侵略しようとしている」という【被害妄想・陰謀論】は同じ『脳の構造』からきている。 そして、往々にして【侵略・虐殺・弾圧

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑦『依存の悪循環(負のスパイラル)』ー「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑥『依存的人間』と『自立的人間』。御用学者・ネトウヨが生まれる仕組み

          『依存的人間』と『自立的人間』①『依存的人間』は、自分の行動を反省できない。 子どものときから受験競争や体育会系などの“競争社会”の狭い空間の中で、ひたすら上を目指し頑張っていたり、また虐待や過干渉やネグレクトなどの“不適切な養育”のもとで育って行くと、前頭葉の発達が阻害され、神経伝達物質のバランスが崩れ、抑制機能(自立心)が成長できなく、『依存的人間』になりやすくなる。 「勝たなければならない、負けてはいけない、皆と同じでなければならない」というようなプレッシャー(同調

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑥『依存的人間』と『自立的人間』。御用学者・ネトウヨが生まれる仕組み

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑤『防衛機制』と「ウイグル話法」「沖縄話法」「LGBT話法」

          『防衛機制』とは何か?管理競争社会の中で、体罰・虐待・過干渉などのストレスに晒され続けると脳の抑制機能の成長が抑えられ、「自立」することが困難になる。1つの価値観〔比較・競争・優劣⋯〕に凝り固まり、生きる選択肢が狭まり、融通が効かなくなる。 その植え付けられた『ピラミッド支配構造』のプレッシャーの中で、「良い(褒められる)自分」と「悪い(怒られる)自分」、あるいは「こうなりたい」という(欲求)と、「思うようにならない」という(現実)との不協和が拡大していくと、そこから生じる

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――⑤『防衛機制』と「ウイグル話法」「沖縄話法」「LGBT話法」

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――④「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組み

          「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組みその1.「脳の依存状態」と『ピラミッド支配構造』の絶対化 受験競争や体育会系、あるいは企業や官僚機構などのような『ピラミッド支配構造』の中で、「競争に勝たなければならない。負けたら生きる価値がない」というような社会的・精神的・物理的圧力(ストレス)の中で、ひたすら頂上を目指し 、「勝った!、負けた⋯」と繰り返していく内に、いつの間にかその『ピラミッド支配構造』を絶対化するようになる。 そこでは、「権力者に認められること」、そして「他者に

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――④「ネトウヨ・カルト」が生まれる仕組み

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー③「サイコパス」の『脳の構造』

          【脳の構造】『理性』と『本能』の関係『理性』と『本能』の関係 脳は「知性・社会性等」を司る『理性』と、「感情・欲望等」を司る『本能』に分かれていて、『本能』から湧き出る「感情・欲望」を『理性』が制御コントロールすることによって、 人は思考・判断・決定し、行動を起こす。 『本能』から湧き出る、「○○が欲しい」「△△をしたい」とか、「他者に勝ちたい」「金持ちになりたい」というような《感情・欲望》に対して、“その目的を達成するためにはどうしたら良いか⋯” “今これをしたらどうな

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー③「サイコパス」の『脳の構造』

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――②「保守派」と「リベラル」の『脳の構造』の違い

          【認知的不協和理論】「保守派」と「リベラル派」の違いはどこから生まれてくるのか?人は生まれたときから、“ピラミッド構造”の競争社会のストレスの中で生きていかなければならない。その中で様々な《認知的不協和》が生じてくる。 それはどんな国家・地域・政治体制・組織・企業でも、また、今も昔も、いつの時代でも同じ。 【認知的不協和】『古い認知』と『新しい認知』  その抑圧(ストレス)の中で、いろいろな軋轢、対立、抗争、戦争、犯罪が発生し、それを解消するために、様々な思想・哲学・宗

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?――②「保守派」と「リベラル」の『脳の構造』の違い

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー①「認知的不協和理論」とは何か?

          最近「朝鮮人虐殺はなかった」「南京虐殺はなかった」「731部隊の人体実験はなかった」「大東亜戦争は侵略ではなかった」などの『歴史否認』や、「政権を批判する者は在日」「犯罪者は外国人」「批判者は中国に操られている」などの『陰謀論』が幅を利かせてきている。 それはどうして生まれてくるのか、心理的に考察する。 【認知的不協和理論】とは?【認知的不協和】とは、人が自身の認知(理解・知識・信念・価値観・行動など)とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感やストレス

          【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?ーー①「認知的不協和理論」とは何か?

          【認知的不協和理論】「保守派」と「リベラル派」【脳の構造】〜「歴史修正(否認)主義者」の精神構造〜「ネトウヨ」が生まれる仕組み《考察》

          Ⅰ.【認知的不協和理論】 ★【認知的不協和理論】とは?【認知的不協和】とは、人が自身の認知(理解・知識・信念・価値観・行動など)とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感やストレスを表す“社会心理学用語” アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された それによると、人はその“不快感”や“ストレス”を解消したり、低減させようとする心理的圧力がかかり、矛盾する認知の定義を改変したり、過小評価したり、自身の考えや態度や行動を改変しようとする

          【認知的不協和理論】「保守派」と「リベラル派」【脳の構造】〜「歴史修正(否認)主義者」の精神構造〜「ネトウヨ」が生まれる仕組み《考察》

          【認知的不協和理論】『御用学者』『ネトウヨ』の生まれる仕組み

          脳の【依存状態】とは、扁桃体・線条体の暴走 例えば受験競争や体育会系などの「ピラミッド支配構造」の中で、競争や体罰や過干渉、あるいは過労や睡眠不足などで『ストレス』を与え続けると、身体を守ろうとする“防衛本能”が働き、“扁桃体”が活性化され過敏になり、前頭葉の抑制機能が低下していく そうすると、脳が【依存状態】になっていく 「競争に勝たなければならない」「負けたら生きる価値がない」というような社会的圧力(古い認知)の中で、「認められたい、否定されたくない」という思いが強

          【認知的不協和理論】『御用学者』『ネトウヨ』の生まれる仕組み

          【認知的不協和】「保守派」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】

          「保守派」と「リベラル派」における【認知的不協和】人は生まれたときから、弱肉強食の競争社会の中で生きていかなければならない。その中で様々な【認知的不協和】が生じてくる その『古い価値観』中で、社会的・精神的・物理的圧力の中で、『理想の自分』と『現実の自分』、『自分の価値観』と『親の価値観』、その不協和の中で様々な歪・困難・問題・犯罪・暴力・戦争が生まれてくる その負の連鎖の中で『古い認知』に疑問を持った者の中から、暴力の連鎖を断ち切るために『新しい認知』が生まれてくる。

          【認知的不協和】「保守派」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】

          認知的不協和理論

          【認知的不協和理論】とは?【認知的不協和】とは、人が自身の認知(理解・知識・信念・価値観・行動など)とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感やストレスを表す“社会心理学用語” アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱され、それによると、人はその不快感やストレスを解消したり低減させようとする心理的圧力がかかり、矛盾する認知の定義を改変したり、過小評価したり、自身の考えや態度や行動を改変しようとする その考え方を【認知的不協和理論】という

          認知的不協和理論