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65歳超雇用推進助成金とシニア採用のススメ

こんばんは。本日も更新していきたいと思います。本日は表題の通り、65歳超雇用推進助成金について調べてみました。

これからの日本経済・採用市場において、シニアという労働力はかなり必要になってくるものです。

作家・ジャーナリストの河合雅司氏は著書「未来の年表」の中で、2065年には、総人口8800万人、2.5人に1人が高齢者となると言われております。そうした中で、企業も人もシニア社会にどう適応していくか?(例えば、シニアでも出来る労働方法や制度をこの約40年の間に生み出せるか?が鍵となります。)そのほか、年金の受給開始年齢の引き上げなども背景となっております。

大企業はおろか、中小事業者においてもシニアの採用や雇用を難しいと考える企業はまだまだたくさんあります。そうした中で今回私自身の勉強も含めて、65歳超雇用推進助成金について調べてみました。

当助成金は、高年齢者が意欲と能力のある限り年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会を実現するため、65歳以上への定年引上げや高年齢者の雇用管理制度の整備等、高年齢の有期契約労働者の無期雇用への転換を行う事業主に対して助成するものであり、次の3コースで構成されています。 1、65歳超継続雇用促進コース
2、高年齢者評価制度等雇用管理改善コース
3、高年齢者無期雇用転換コース

定年の引き上げ、雇用管理の整備、無期雇用への転換のいずれか3つを行う事業主に大して助成金を支給する制度となります。2の「高年齢者評価制度等雇用管理改善コース」に関しては、令和2年4月1日から支給対象経費と上限額を拡充しており、シニア雇用主に対するメリットも拡充しているようです。

支給要件など詳しいことは厚生労働省ページをご覧ください。

人材営業の観点でいえば、お金で人を釣る…ということは良くないかもしれませんが、私はこうしたシニア採用・雇用に対する応援制度は良いものかなと考えております。理由としては、実はシニアは労働力としては非常に質の高い層だからです。

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こちらは平成30年厚生労働省発表の雇用動向調査結果の概況となります。上が男性、下が女性で点線が離職率の推移となります。

若い方の離職率とても高いですよね…。若い方は確かに体力があり、今後の会社を考えたときに優秀なリソースになることは間違い無いのですが、選べる企業が多いだけに、離職率はかなり高くなっております。

ちなみにこちらのグラフだけ見ると60代以上の年齢層の離職率も相当ですが、

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離職の理由は「契約期間の満了」や「定年」が高く出てはしまうので、シニアの定着率は実はかなり高かったりします。

また、現在は働き方改革など世の中の働き方が数十年前と変わり、いわゆる職人気質な若者は減少しているように感じますが、リストラや出向、社内教育が手厳しかった時代を生きてきたシニア世代は、若者に比べてやる気や労働に対する意欲、カスタマー志向なども強いというお声も、シニア採用に積極的な企業様からいただいており、仕事において厳しい時代を生きてきた方々だからこそ得られた副産物をもった人材にもなりうるのです。

今回は文章量少なめですが、疲れたのでここまでにします。

機会があればシニアの採用成功事例や求人の打ち出し方、雇用してからの実際の企業様のお声なども紹介できたらと思います!

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