生活リズムは崩れちゃダメなの?
連休に限らず休前日には「やりたかったことを思いきりやるぞー!」と思うとテンション上がりますよね。
しかしやりたいこととやらなきゃいけないことで「時間の奪い合い」なり、その結果として生活リズムが崩れてしまいます。
しかし、生活リズムはいつでもどこでも絶対に守らなければいけないものなのでしょうか?
≪絶対、ではない≫
生活リズムが崩れることで一番影響を受けるのは「自律神経」と「睡眠」です。
もう寝なければいけない、眠っていなければいけない時間なのに目がさえて眠れない。
起きていなきゃいけないのに眠くて仕方がない。
眠れたとしても起きた時まだ疲れている、スッキリしない。
そうした経験は誰でもあると思います。
自律神経は体内時計と密接にかかわってきます。体内時計が狂うと眠ったり起きたりがスムーズにできなくなり、ホルモン分泌がくるって血圧の日内変動も乱れ、体調に影響します。
ですから、そうした面から見れば、規則正しく生活することはとても大事です。
しかし、生活リズムだけを重視して、やりたいことを全部我慢するというのは、欲求不満感によってメンタルのバランスを崩してしまう危険もあります。
生活リズムを守ることだけが絶対ではない、と思います。
≪大事なのはバランス≫
生活リズムを守って自律神経を、ひいては健康を守ることは大事です。
そして自分がやりたいことを心ゆくまでやりつくす満足感もまた、心の健康のためには時に必要です。
どちらかだけを取ると、どこかでひずみが生じます。
大切なのは、両方の重要性、どうして必要なのか、を知った上でバランスを取ることです。
≪バランスを取るための4か条≫
①チートデイを設定する
ダイエットなどでは多くの人が取り入れている「チートデイ」を、趣味や生活リズムでも取り入れましょう。
チートデイとは
です。
週1回、10日に1回、月1回など、頻度は自分の生活やチートデイにやりたいことに合わせて決めましょう。
そしてその日は、翌日のことは考えずに好きなことをやり倒す(笑)
朝までオンラインゲームやってもいいし、何時間もぶっ通しでカラオケしてもいいし、好物を山ほど並べて好きなだけ食べながら映画鑑賞もいい。20時間くらい寝てもいいし、朝からお風呂入ってビール飲んでもいいかもしれない。
こうしたことは、毎日繰り返すと健康や社会生活に悪影響が出ますが、それを理解したうえで決まった日だけやるなら、「ただひたすら我慢している」というストレスから心を開放してくれます。
チートデイが終わると名残惜しく感じるかもしれませんが、また○日後に出来る、と思えば自制することも可能です。
②自分の弱点をカバーする「マイルール」を作る
チートデイで好きなことを好きなだけやっていい、とはいえ、人それぞれ弱点があります。
睡眠時間が少なすぎると風邪をひきやすくなる、食べ過ぎるとお腹を壊しがち、ゲームに熱中して課金しすぎると家族とケンカになる、など。
チートデイでストレス発散して好きなことを堪能するのは良いですが、そのメリット以上のデメリットをこうむるようでは意味がありません。
「好きなことは思う存分やる。ただし○○だけは気を付ける」
のように、自分の性格・体調・生活環境などを考慮したマイルールを設定しましょう。
③元に戻す方法を用意しておく
チートデイでスッキリして満足したあとで、スムーズに通常のリズムへ戻っていけるなら問題ありませんが、勢いあまって眠れなくなったり食欲が落ちたりして翌日以降の仕事や学校、家庭生活に影響が出るようでは、これもデメリットになってしまいます。
②の「弱点のカバー」とつながりますが、どうすれば自分が通常モードへ戻れるか、の方法を用意しておきましょう。
チートした日の18時以降は粗食にする、ゆっくり長めにお風呂に入る、パソコンやゲームには一切手を触れない、など、これも自分に合う方法を見つける必要があります。
もし家族の協力を得られるなら、一緒にやってもらうのでもいいかもしれません。
④ポイントは「優先順位」
チートデイを設定し、マイルールを設け、元の生活リズムに戻る方法を考えていたとしても、その通りに過ごせるとは限りません。
突然冠婚葬祭の予定が入ったり、自分や家族の事情で取り組めなかったり、どうしても仕事を優先しなければいけなかったりするかもしれません。
そうしたときは、その時の状況に柔軟に対応して、優先順位を入れ替えましょう。
〇日毎にチートデイを入れなければ必ずストレス過多になる、というわけではありません。
3日、一週間予定をずらしたところで、さほど影響はないはずです。
ストレスをためやすい人は得てして真面目な方が多いです。
それは自分で決めた予定やルールに対しても同じで、どんな状況でも遂行しなければ、とがんじがらめになることがあります。
しかし、生活リズムを守るのも、チートデイでたまに好きなことをやりつくすのも、どちらも目的は「心身の健康を保つこと」です。
自分が健康で、ストレスをため込み過ぎず生活することを第一に、優先順位を柔軟に入れ替えましょう。
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