上手くいく方法が分からないのは当たり前のこと
最近個人向けにコーチングを始めたのですが、その中でクライアントの方から「フリーランスになりたいなとは思ってるんですけどやり方が分からないんです」と相談されました
やり方が分からないってこと結構よくありますよね
1年前の僕もそうでした
会社辞めたいなと思ってたけど「どうやったらお金を稼げるようになるのか?」だったり「どうやったら仕事をもらえるようになるのか?」だったりと分からないことだらけで中々行動に移せずにいましました
でも、やり方が分からないっていうのは実は当たり前のことで、正確に言えばやり方が分からないのではなくて、やり方が見えていないだけなのです
どういうことかというと・・・
脳は本気を出していない
実は、困ったことに僕たちの脳は普段サボっています
脳は人の身体の中で最もエネルギーを消費する器官で、それがフル回転すれば僕たちは一瞬で餓死してしまいます
なので、人間の生命機能を維持するためにも脳が働かないように制御する機能が僕たちには備わっています
その機能の1つとしてRAS(網様体賦活系)という機能が備わっています
実はこのRASという機能こそが僕たちの成功する方法を見えなくしているのです
では、このRASとは何なのか?
RASというのは簡単に言ってしまえば脳に入ってくる情報を取捨選択するフィルターのような役割をしています
なので、僕たちが普段見ている世界というのは完全ではなくRASによって一部のものしか見えないようにできているのです
では、RASによってどういうものが見えているのかというと、それは自分にとって重要だと思っていることです
例えば、普段何気なく新聞を見ていると家電の広告などが挟まっていたりすると思いますが、普段の私たちにとって家電の広告というのはあまり重要ではないので内容までは認識していません
ですが、洗濯機が壊れたという状況になった時、本人の中で「新しい洗濯機が買わなくちゃ」という意識が生まれて、そこで初めて家電の広告に洗濯機の割引情報が載っているということを認識できるようになります
実はいつも、新聞には家電の広告が挟まっていて、その家電の広告にはいつも割引情報が載っているにも関わらず本人が重要だと思わないと認識すらされないのです
さらにRASというのは、視覚だけではなく五感全てに作用しています
例えば、満員電車に友達2人と乗っているシーンを想像してみてください
満員電車の中で僕たちは、見ず知らずの人と距離がくっついてもあまり気になりません
ところが、見知った仲間だと、その相手とは自分にとって違和感のない一定の距離を保とうとします
当然そうなってくると、自分の会話している相手よりも隣の人の方が距離が近い訳で聞こえてくる声も自分が会話している相手よりも隣の人の方が大きくなるはずです
しかし、実際はどうかというと自分にとって隣の人の声というのはあまり重要ではないので聞こえず、会話をしている相手の声だけが聞こえるようになるのです
いかがでしょうか?
この話を聞いただけでも、普段僕たちがRASによって世界を認識しているということに関して気づけたはずです
話を戻しますと、普通の人たちにとって「フリーランスになることが分からない」というのは当たり前の話で、自分にとって重要だと思っていないからRASによって見えていないというだけなのです
では、どうやったらこのRASというフィルターを外すことができるのか?
簡単な話で自分にとって重要だと思っていることを変えるだけです
自分にとって重要だと思っていることを意識的に変えることができれば、RASのフィルターが外れ僕たちの欲しい情報を見えるようになってきます
そうすれば、僕たちがなりたいと思っていたものに対して実現する方法というのも意識的に分かるようになってきます
では、どうやったら自分にとって重要だと思っていることを変えることができるのか?
そのためには、まず自分にとって重要だと思っていることが何によって出来上がっているのか知る必要があります
次回は、僕たちが何によって自分にとって重要なことだと思っていることを決めてるのかに関して書いていこうと思います
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?