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【5限目】子は親の鏡

2020年4月23日

学級通信「ともだちのわ」で、毎年、四月の授業参観、懇談会、五月の家庭訪問が終わった五月の中旬ごろに、次の詩を紹介していました。

「子供は親の鏡」~子どもが育つ魔法の言葉~
ドロシー・ロー・ノルト

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると,子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
  PHP研究所 「子どもが育つ 魔法の言葉」より

以前、三年生を担任した時、この詩を学級通信に出した後、お母さんたちから、保護者を回覧する学級のノートを作りたいという提案がありました。

このノートには、家族の紹介や、子どものこと、今、思っていること、子育ての事など、なんでも書いていいノートでした。ノートの一番はじめのページに書かれていた文を紹介します。

母親が子供に対して、心がけたいこと

1. いつも ニコニコ 笑顔でいること
2. 言葉づかいは、やさしく、きれいな言葉を使うこと
3. 「早くしなさい」をやめて、黙って見守り、待つこと
4. 「命令」をやめて、「依頼」すること (~してくれる?)
5. 基本的に 最低限 人間として 失礼なことをしないこと
6. 聞き上手になる(虚心に子供の言い分を聞き、言葉少なに語る)こと
7. マイナスイメージにつながる 言葉は使わないこと
8. 言葉だけでなく,思考は 常にプラス思考であること
9. 子供に従順であることのみを 要求しないこと
10. 子供の話を聞く時は、同じ目の高さで、子供の立場できくこと
11. 良いところを 心からほめて、一緒に喜んであげること
12. 子供には具体的に、言葉ではなく態度で お手本を示すこと

○心あたりがあったら、今日から少しずつ変えていきましょう。物事を始めるのに遅すぎるということはありません。親が変わっていくと、子供は目に見えて 変わっていきます。

このノートを通じて保護者のの皆さんの心が通じ合い、ともだちのわが一つ一つ つながったように思いました。


コロナウイルスの流行で、学校に行けない子どもたちと一緒に過ごす時間が長い中。ストレスがたまったり、親子の関係が悪くなったりしている。と、いう話を聞きます。

こんな時、ちょっと子供を見る目を変えることで、毎日が、楽しく過ごせたらいいですね。

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【編集担当より】
「7.マイナスイメージにつながる 言葉は使わないこと」については、マネジメントでも重要なことかと思います。以前にお手伝いをさせていただいた「ペップトーク」のセミナーでもも同じことをおっしゃっていましたのを覚えています。自己肯定感を上げる言葉を意識的に使いたいものです。

今回の油絵は、子供を見守る母親といった印象でしょうか。柔らかいまなざしがよく描けているかと思います。題名などもあるとよりいいかもしれません。ポジティブな言葉を使ってまいりましょう。

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