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コンサートづくり〜タイムテーブルってすごく大事。

みなさんこんにちは。
ドラマはなんとなくチラ見のいわたです。
昨日「大恋愛」の最終話を見て、小池徹平くんの演技に釘付けになって、しばらく見ない間に松岡くんが熟女とお付き合いしていて衝撃を受けました←
小池くん大好きなんだよね〜。いくつになってもかわいい。


私の大好きなライフワークのひとつが「コンサートづくり」です。
今日はそれについて。

コンサートを作るためには、色んな事をします。
・どんなコンサートにしたいか
・コンセプトはどうするか
・箱(ホール)はどこにするか
・何人ぐらい集客したいか
・曲目をどうするか
・プログラム順はどんな感じにしたいか
・スタッフは何人必要か
・リハーサルの会場はどこでやるか
・リハーサルを何回するか
・機材は何が必要か
・印刷物はどうするか

・・・などなど、まだまだキリがないくらいたくさんあります。
1人でリサイタルをやりたい!と思っても、
・伴奏者はどうするか
・伴奏合わせはいつやるか
・いつごろ譜面を渡せばいいか
・受付などのスタッフの手配
・ホールとの打ち合わせ
・・・これもキリがないですね(笑)
そして、1人でやりたくても、1人では済まないのがコンサートです。
伴奏者、当日スタッフ、場合によっては司会者も必要だったり。
ホールにスタッフさんがいて全部出してくれればできますが、そうも言ってられないのが現状です。

まあ、そんなことを考えるのがとっても好きなのです。

以前印刷物の話をしたのですが、今回はタイムテーブルの話をすこしだけ。

仕事柄、色んなコンサートに出演させていただくことがあるのですが、
安心できるコンサートとして、1番に上げられるのが

「タイムテーブルがきちんとしている」

コンサートです。
曲の演奏時間、MCの長さ、開演〜休憩〜終演の時間がきっちりしていると、例えば終演後に何か別の予定がある場合とっても安心できます。
そして、タイムテーブルどおりに進められるコンサートが1番安心します(笑)

なので、自分が運営に関わるコンサートは分単位、秒単位で細かくタイムテーブルを作ります。
30分などの短い本番も、おおよその時間の段取りを組みます。
バタバタと時間に追われるのって、演奏にとっても影響するので、集中力も削がれます。
乗り番、降り番のあるコンサートなんかだと、時間の段取りがきちんとしているとちょっとトイレに、とか、ちょっと飲み物を買いに自販機まで・・・とかできますしね(笑)

最近のCASA BRASS ENSEMBLEの夏の公演は、優秀な子がタイムテーブルを作ってくれるので自分で作っていませんが、何年も試行錯誤して最近はとっても見やすいタイムテーブルを作れるようになりました。
ポイントとしては、
・一枚で見られる
・ステージ上の項目だけでなく、裏方の動きもわかる
というところかな?

曲数が多いとちょっと細かくなってしまうんですが、A3に拡大コピーをしたりして、楽屋と、ステージ袖に貼っておいて誰でもすぐ確認できるようにしてます。

曲に関してはすごく緻密な時間割なのですが、MCに関してはちょっとざっくりにします。
自分が喋る場合は大体の時間がわかっているのでざっくりでもだいたいちょうどいい感じになりますしね(笑)
拍手の長さもありますし、少し余剰を取る感じでざっくりと決めます。

1番大切なのは、お客様が時間どおりに帰れること。
お客様もそのあとの用事がある方もいらっしゃるので、電車の時間なども含め必ず時間どおり終わるように心がけています。

とここまでざざーっと書きましたが、なんとなく「タイムテーブルは作ったほうが気持ちよくコンサートが進行できる」というのはおわかりいただけたでしょうか?

「そんなの当たり前だよ!」
って思う方もたくさんいると思いますが(笑)
たまに本当に時間どおりに進まないコンサートにも遭遇するわけで。。。
演奏時間っていうのは練習の時にちゃんと測っていればあまり差がないんですよね。
ではどういうところで誤差が生じるかと言うと、それはMCです(笑)

自分でMCもやるのでとってもよくわかるのですが、思いつきで色んなことを喋ったりすることもあるんですよ。インタビューとかが入ってしまうとそこでも誤差が生じたり。
そんなときのための「ざっくり時間」なんです。
例えば、MCを誰がやるか。
喋りだすと止まらない感じの人、台本を作ってきっちりと読む人、台本は作らないけどちょっとしか喋らない人、色々いらっしゃると思います。
ここでの大切なことは、そのMCの人の特性をタイムテーブルを作る側がどれだけ知っているかということに尽きます。

喋りだすと止まらないタイプのMCさんなら、可能ならば伸びた時間をあとで調整できるように本番中に指示が飛ばせれば大丈夫。
台本をきっちり読む人の場合は、一度台本を自分が読んでみておおよその時間を測っておくこと。
意外とこれができてないところが多いんじゃないかな〜と思います。
ちょっとしか喋らない人はほとんど誤差が生じないので大丈夫だと思うのですが、演奏者の準備が間に合わなかったりするので、少し箇条書きの台本というか、メモを渡しておくといいかもですね。

プロのMCさんだから大丈夫、と思っても、これ、プロのMCさんも台本を渡されると時間を測らずそのまま読まれる方もいらっしゃるので、必ず外注する場合は台本を読んで時間を測るといいです〜。
テレビによく出ている方とかは、時間内に収める技術を持っている方がけっこう多いので、少し安心できるかもしれませんね。

ちなみに自分のコンサートはほとんど自分が喋るのですが、おおよそ喋る内容を決めておいて、何となく自分の言葉で喋っているのを録音したりして時間を決めておきます。
時間を先に決めてしまった場合はどのくらい喋ると何分かというのを体感時間でわかっているので、長く喋ったあとは短く、など調整をしています。
なのでざっくり時間で決めておいて、時間内に収めるというようにタイムテーブルを作っています。

もう一度言います、「タイムテーブルをきちんと作るとコンサートが気持ちよく進行します」

コンサートづくりに関してはまた書きたいと思いまーす♬
ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬