見出し画像

20240325_国王の戦争と国民の戦争について考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想43

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"常備軍vs国民軍の戦い"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"制御装置を失った戦争"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 19世紀から20世紀にかけて君主国が共和国に移行していったが、国体として君主制が劣っていたわけではない。国王(or 貴族)の戦争の頃は、備蓄の範囲で戦っていたため国家の産業や経済力より、命令一下で熟練の兵士を集めることができる君主制が普及していた。君主制では自由、平等を理由として国民を戦わせることが難しかったため、共和制に移行する国が多かった。
 国王の戦争の時代までは、損得で戦っていたため被害が大きくなりすぎる事態を避けることができた。しかし国民の戦争となったことで、理想のために戦う"聖戦"となり、最後の最期まで死力を尽くして戦うものに変わってしまった。

感想

 国王(or 貴族)の戦争と国民の戦争の違いを改めて学ぶことができる良い機会となりました。19世紀から20世紀にかけて君主制の国が減り、共和制の国が増えていったが、国体として君主制が劣っているわけではないという点は学びになりました。戦争の歴史を学ぶことで、その時代に適応した国体に変化していることが分かると思います。戦争の仕方が国体も変えるという点は面白いと思いました。
 共和制が優れているわけではないという点は、生物学の"進化"が進歩ではないという点とも被ると思います。勘違いしてしまうことも多いですが、その時代に適しているものが必ずしも前の時代のものより優れているわけではないという点は覚えておくべきだと思いました。
 戦争による被害の大きさを考えると、国民の戦争より国王の戦争の方が合理的な気がします。戦争は戦う人にとってはマイナスしか生まないものだと思うので、合理的な意思決定ができなくなったことは痛いと思います。戦いに感情をもち出すと結果が悪くなる場合が多いですが、理想をもち出した結果、本当に悲惨な結果になってしまったと思います。理念のために戦うという面では宗教とも変わらないと思います。合理的な判断ができないと不幸になる人を増やすという点は意識できると良いと思いました。

最後に

 自分だけでなく、他の人を巻き込まないためにも戦時は感情を抑えた方が良いと思います。感情だけに流されず、合理的な判断ができる人を目指していけると良いと思いました。
 合理的な判断を行い、より充実した人生にしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

以下、私の記事一覧ページと自己紹介ページです。
ご興味ございましたら、ご覧いただけると嬉しいです。

Xの紹介です。
よろしければご覧ください。


この記事が参加している募集

最近の学び

"応援したい"と思って下さった方はサポート頂けると嬉しいです。